経済学部シラバス
2020年度(令和2年度)

Syllabus

地誌学概論A

履修年度 2020
講義コード 15C0100101
科目名 地誌学概論A
開講期 1期
担当者氏名 竹村 一男
履修年次 2年生
単位数 2
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義
授業の目的 地理学は地域の特性「地域性」を探求する学問であるが,その帰結となり中心となる分野が地誌学である。人文地理学は人文事象を,自然地理学は自然事象を考察対象とするが,地誌学はその両系統地理学を綜合して「地域性」を探求し「地域」を描写する。本講座は当該「地域」を分析し,その構成要素である諸事象を綜合して記述する地誌作成能力を養うことを目的とする。どのような「地域」にも「地域性」はあり,「地域」を科学的に分析,描写し,その「地域性」と魅力を伝えることが出来るのが地誌学である。
到達目標 ● 地誌学の分析手法を習得し,将来,高等学校,中学校の教壇において,「地理」の授業を行い,自らの居住地域から諸外国まで的確に紹介できる。生徒の疑問点などに答え,充分に説明できる。
● 人文,自然環境などの時事的な諸問題について地誌学的視点から正しく説明できる。
● 「地域」を観るうえでの基本的な地図の読図や,データ分析が出来る。
授業外学修内容・授業外学修時間数 さらに授業内発表の準備,講義の復習や,参考書の読解(任意)を加えて計60時間の学修を行う。詳細は第1回の講義で説明する。
授業計画 【第1回】地誌学とは(地誌学と系統地理,地誌学の分類)
【第2回】地誌学における地図と統計資料(地形図や主題図,GIS資料,数値統計の分析)
【第3回】グローバル地誌(アメリカ合衆国の事例)
【第4回】都市の地誌(ボストンとシアトルの事例)
【第5回】動態地誌(岡谷・諏訪地域の産業誌,田中啓爾の地誌学)
【第6回】授業内発表《受講生による》
【第7回】授業内発表《受講生による》
【第8回】授業内発表《受講生による》
【第9回】授業内発表《受講生による》
【第10回】授業内発表《受講生による》
【第11回】授業内発表《受講生による》
【第12回】授業内発表《受講生による》
【第13回】ヨーロッパの地誌(人文・自然環境)
【第14回】アフリカの地誌(人文・自然環境)
【第15回】アジア・オセアニアの地誌(人文・自然環境)
成績評価の方法 期末試験(40%),授業内発表(40%),授業への取組み姿勢(20%)で総合評価を行う。
フィードバックの内容
教科書
指定図書 『データブック オブ・ザ・ワールド2020 ――世界各国要覧と最新統計』二宮書店編集部 二宮書店 2019年
参考書 『日本の地誌』澤田裕之教授退職記念会編 古今書院 2007年
『世界地誌シリーズ』矢ケ崎典隆他 朝倉書店 2011年
『世界地名大事典 北アメリカⅠ・Ⅱ』正井泰夫・竹村他 朝倉書店 2014年
『アメリカとカナダの風土』正井泰夫 二宮書店 1996年
『グローバル世界地誌 ――大西洋圏と太平洋圏』正井泰夫 二宮書店 1992年
『地誌学概論』矢ケ崎典隆他 朝倉書店 2007年
『アフリカ ――資本主義最後のフロンティア』「NHKスペシャル」取材班 新潮新書 2011年
『第三地理学論文集』田中啓爾 田中先生謝恩記念会 1965年
教員からのお知らせ 教科書は使用せず,毎回,講義プリントを配付する。板書や,プロジェクター,動画教材を使用しての講義を行う。受講生の地誌作成と授業内発表がある。地図帳を持参のこと(高校で使用したもので構わない)。教員の健康状態によるが,参加自由の都内日帰り巡検を行う予定である。
オフィスアワー 本授業に関する質問・相談は,授業終了後,次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応する。
その他 授業内発表の配布資料や原稿をWikipedia丸写しのような安直な方法で作成し,発表を行った場合は不可か,やり直しとする。
本年はオリンピックイヤーであるため,諸外国の事情にも関心が向けられる。講義では可能な限り多くの国々・地域を扱う予定であり,授業計画も多少の変更が考えられる。