経済学部シラバス
2020年度(令和2年度)

Syllabus

環境経済

履修年度 2020
講義コード 11C0382801
科目名 環境経済
開講期 通年
担当者氏名 宮岡 暁
履修年次 3年生
単位数 4
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義
授業の目的 環境経済学は、経済学的な視点からのアプローチによって、環境問題が発生するメカニズムを明らかにするとともに、環境問題を解決するための有効な政策手段を提示することを目的とする応用経済学の一分野である。第1期は、市場経済において環境問題が発生するメカニズム(外部性)と、それを解決するための代表的な環境政策手段(環境税、排出量取引など)の基礎理論について学習する。第2期は、環境の価値を金銭評価するための手法や、グローバル化と環境問題の関係、廃棄物・地球温暖化などの具体的な環境問題について学習する。
到達目標 ①市場経済において環境問題が発生するメカニズム(外部性)について説明できる
②環境政策の導入によって環境問題が解決されるメカニズムについて説明できる
③様々な環境評価手法について、それぞれの特徴や問題点を説明できる
④グローバル化(国際貿易)が環境に与える影響について、グラフなどを用いた分析ができる
⑤具体的な環境問題に関して、その内容や実施されている政策の特徴について説明できる
授業外学修内容・授業外学修時間数 この科目では、120時間以上の授業外学修を行うこと。予習はあまり必要としないが、復習をしっかりと行うことが重要である。講義レジュメとともに配布する演習問題や課題の内容は定期試験の内容と深く関連しているので、授業時間内に解いた問題も含めて、自身で繰り返し解いてみることが望ましい。
授業計画 【第1回】 ガイダンス・環境経済学とは
【第2回】 需要曲線と供給曲線
【第3回】 外部性
【第4回】 外部性の内部化
【第5回】 企業の限界削減費用
【第6回】 直接交渉とコースの定理
【第7回】 直接規制
【第8回】 環境税
【第9回】 環境税の実際
【第10回】 環境補助金
【第11回】 排出量取引(1)
【第12回】 排出量取引(2)
【第13回】 排出量取引(3)
【第14回】 排出量取引の実際
【第15回】 まとめ

【第16回】 イントロダクション
【第17回】 環境の価値
【第18回】 トラベルコスト法
【第19回】 ヘドニック法
【第20回】 仮想評価法(1)
【第21回】 仮想評価法(2)
【第22回】 統計的生命の価値
【第23回】 費用便益分析
【第24回】 廃棄物問題(1)
【第25回】 廃棄物問題(2)
【第26回】 国際貿易と環境(1)
【第27回】 国際貿易と環境(2)
【第28回】 地球環境問題(1)
【第29回】 地球環境問題(2)
【第30回】 まとめ
成績評価の方法 各学期2回ずつの提出課題(10%)、中間試験(45%)、および期末試験(45%)で評価する。
フィードバックの内容 課題の講評は提出翌週の授業内に行う。
教科書
指定図書
参考書 『環境経済学をつかむ 第3版』栗山浩一・馬奈木俊介 有斐閣 2016年
『コア・テキスト 環境経済学』一方井誠治 新世社 2018年
『入門 環境経済学―環境問題解決へのアプローチ』日引聡・有村俊秀 中央公論新社 2002年
教員からのお知らせ この授業では特定の教科書は使用しない。講義レジュメを配布し、その内容に沿ってパワーポイントと板書により解説を行う。レジュメの配布方法については初回の授業で説明する。
オフィスアワー 本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。
その他 ①主に「ミクロ経済学基礎」での学習内容をベースとした講義になるので、「ミクロ経済学基礎」の単位を修得済みであることが望ましい。ただし、この講義内でも必要に応じて復習を行う。
②自然資源(魚、森林、石炭・石油など)をとりまく問題も環境経済学の重要なトピックですが、それらについては特殊講義「資源経済学」で扱います。興味のある方はそちらのシラバスを参照してください。