経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)

Syllabus

欧州経済論2/EU経済論2

履修年度 2023
講義コード 11C0173501
科目名 欧州経済論2/EU経済論2
開講期 2期
担当者氏名 中尾 将人
履修年次 3年生
単位数 2
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義
授業の目的 ユーロ危機の原因や対応策について説明する。また,ユーロ圏の金融政策や財政政策の特徴について説明する。
到達目標 1. ユーロ危機について説明できる。

2. ユーロ圏の金融政策や財政政策の問題点を指摘できる。

3. EU各国の経済の特徴について説明できる。
授業外学修内容・授業外学修時間数 この科目では、60時間以上の授業外学修を行うこと。授業外学修として、事前に各回の内容に該当する教科書内容を読むこと。また、授業後は配布資料を読み直し、講義後課題に取り組むこと。
授業計画 1. 金利平価

2. 固定相場制と為替介入

3. 通貨危機理論

4. EMS

5. 通貨統合ユーロ

6. 最適通貨圏理論

7. 世界金融危機とユーロ経済

8. ヨーロッパの金融システム

9. ユーロ危機

10. ユーロ制度改革

11. ユーロ危機後の経済停滞

12. 2020年代のEU

13. ユーロ圏の財政政策

14. ドイツとEU経済

15. フランス・イタリアとEU経済
成績評価の方法 講義後課題(60%)、リアクションペーパー提出(15%)、中間課題(10%)、最終課題(15%)
フィードバックの内容 Microsoft Teamsを使用して課題に対するフィードバックを行う。

また講義中にもフィードバックを行う。
教科書 『現代ヨーロッパ経済』田中素香・長部重康・久保広正・岩田健治 有斐閣 2022
指定図書
参考書 『クルーグマン国際経済学 理論と政策(原書第10版)上:貿易編』P. R. クルーグマン, M. オブストフェルド, マーク J. メリッツ 丸善出版 2017
『クルーグマン国際経済学 理論と政策(原書第10版)下:金融編』P. R. クルーグマン, M. オブストフェルド, マーク J. メリッツ 丸善出版 2017
『EU経済統合』J・ペルクマンス 文眞堂 2004
『ユーロ危機とギリシャ反乱』田中素香 岩波新書 2016
『ユーロ 危機の中の統一通貨』田中素香 岩波新書 2010
『EU政治論』池本大輔・板橋拓己・川嶋周一・佐藤俊輔 有斐閣 2020
『はじめて学ぶ国際金融論』永易淳・江阪太郎・吉田裕司 有斐閣 2015
『国際経済学へのいざない』友原章典 日本評論社 2014
教員からのお知らせ 欧州経済論1と欧州経済論2は連続した内容となっているため、合わせて受講することが望ましい。

また、国際経済学(国際金融論・貿易論)の基礎的内容を理解していることが望ましい。
オフィスアワー 講義後やMicrosoft Teamsのチャット機能で質問を受け付ける。
アクティブ・ラーニングの内容 教員からのフィードバックによる振り返り
その他