経済学部シラバス
2020年度(令和2年度)

Syllabus

経済統計学1

履修年度 2020
講義コード 11C0116301
科目名 経済統計学1
開講期 1期
担当者氏名 辻村 雅子
履修年次 3年生
単位数 2
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義
授業の目的 一国経済の現状を数値で客観的に把握するための勘定体系として、国民経済計算体系(The System of National Accounts: SNA)という国際基準が作成されている。この体系は国民所得支出勘定(National Income and Outlay Accounts)、国民貸借対照表(National Balance Sheets)、産業連関表(Input-Output Accounts、Supply and Use Tables)、資金循環勘定(Flow of Funds Accounts、Financial Accounts)、国際収支表・対外資産負債残高表(Balance of Payments and International Investment Position)の5勘定により構成されている。本授業ではこれらを一つずつ取り上げ、マクロ経済の捉え方について理解を深められることを目指している。
 1期には、まず国民経済計算体系の全体像をGross Domestic Product (GDP、国内総生産)を中心に解説するとともに、GDPの推計に最も重要な役割を果たす産業連関表を取り挙げる。統計の枠組みや作成方法を紹介するとともに、観察から導かれる知見や、実践的な分析手法も学ぶ。
到達目標 この授業を受けることにより、国民経済計算体系や産業連関表を基礎にしたマクロ経済の捉え方を理解し、基本的な分析手法を学ぶことで、自ら経済の現状を分析できるようになることを目標とする。
授業外学修内容・授業外学修時間数 60時間以上の授業外学修を行うこと。授業中に提示した課題を解き、レポートとして提出すること。
授業計画 【第1回】はじめに:経済統計とは
【第2回】経済統計の歴史(1)政治算術
【第3回】経済統計の歴史(2)経済表
【第4回】経済統計の歴史(3)マクロ経済学と国民経済計算体系の発展
【第5回】産業連関表の解説(1)産業連関表の歴史
【第6回】産業連関表の解説(2)統計の枠組み:中間財取引部門
【第7回】産業連関表の解説(3)統計の枠組み:最終需要部門
【第8回】産業連関表の解説(4)統計の枠組み:付加価値部門
【第9回】産業連関表の解説(5)統計の枠組み:名目GDPと実質GDP
【第10回】産業連関分析の基礎(1)レオンティエフ逆行列の概要
【第11回】産業連関分析の基礎(2)レオンティエフ逆行列を用いた波及分析
【第12回】産業連関分析の基礎(3)影響力係数、感応度係数
【第13回】経済発展の構造(1)三角化の概要
【第14回】経済発展の構造(2)三角化による経済構造の分析
【第15回】総括
成績評価の方法 レポート課題(40%)と、期末テスト(60%)で評価する。
フィードバックの内容 授業内の課題の模範解答は、翌週の授業内やポータルサイトにて発表する。
教科書
指定図書
参考書 『System of National Accounts 2008 (翻訳『2008年版国民勘定体系』)』European Commission, International Monetary Fund, Organisation for Economic Cooperation and Development, United Nations and World Bank 2009年
『Balance of Payments and International Investment Position Manual, Sixth Edition』International Monetary Fund 2009年
『国民経済計算』倉林義正・作間逸雄 東洋経済新報社 1980年
『産業連関分析入門』宮沢健一 日本経済新聞社 2002年
教員からのお知らせ 経済学、統計学およびExcelの操作に関する基礎的な知識を前提として授業を行う。
課題を解く際には、実際に経済統計をダウンロードして分析するため、パソコンを利用する。
オフィスアワー 本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付ける。
その他