経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)

Syllabus

国際金融論2

履修年度 2023
講義コード 11C0112501
科目名 国際金融論2
開講期 2期
担当者氏名 外木 好美
履修年次 3年生
単位数 2
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義
授業の目的 国際金融論2では,①財市場,②貨幣市場,③為替市場を同時に分析し,一国経済の政策の在り方について学びます。マクロ経済学や金融論で学んだ金融の仕組みや制度,経済政策等について,為替レートや国際収支を通じた影響も踏まえ,理論的なアプローチから理解することが目的です。

国際金融論1とセットで受講して下さい。
到達目標 ①マンデル・フレミング・モデルに基づいて,開放経済の下での経済政策について理解すること,②現代の国際金融を取り巻く問題を知ることを目標とします。

国際金融論1で学習した3つの市場の分析を基礎とし,これらを組み合わせた分析を行います。
授業外学修内容・授業外学修時間数 授業の進度にあわせて教科書を読み,各回の復習問題に取り組んで,自身の理解度を確認してください。授業中に基礎となる科目(マクロや金融等)の内容にも触れますが,あくまでも簡単な復習レベルですので,必要に応じて自身でも復習してください。

授業外学習は60時間以上行うこと。
授業計画 【第1回】為替レートと実体経済:総需要と総供給,総需要とその決定要因(内需,外需)

【第2回】為替レートと実体経済:生産物市場の短期均衡,経常収支の考察

【第3回】為替レートと開放マクロ経済政策:生産物市場と資産市場の同時均衡(閉鎖経済)(1)

【第4回】為替レートと開放マクロ経済政策:生産物市場と資産市場の同時均衡(閉鎖経済)(2)

【第5回】為替レートと開放マクロ経済政策:開放経済への拡張(マンデル・フレミングモデル)

【第6回】為替レートと開放マクロ経済政策:変動相場制における金融・財政政策の効果&国際資本移動の規制と政策効果

【第7回】為替レートと開放マクロ経済政策:予想の変化と政策効果,短期から長期への均衡の変遷

【第8回】2期前半のまとめ&質問受付

【第9回】為替政策(為替介入と為替相場制度):為替相場制度の選択,為替介入

【第10回】為替政策(為替介入と為替相場制度):固定相場制度

【第11回】為替政策(為替介入と為替相場制度):固定相場制度下の金融・財政政策,通貨同盟と最適通貨圏

【第12回】国際金融を取り巻く難問(1)

【第13回】国際金融を取り巻く難問(2)

【第14回】2期後半のまとめ&質問受付

【第15回】2期総まとめ&質問受付
成績評価の方法 中間レポート(40%),期末テスト(60%)で評価を行う。
フィードバックの内容 各回の復習問題で,習熟度を確認してもらいます。授業の冒頭で,前回授業の復習問題の解説を行いますので,理解不足点等があったら,授業の際やTeamsで質問をしてください。ミクロ,マクロ,金融と基礎となる科目が多く,どこでつまづいているのかは学生によってバラツキます。勉強したつもりではなく,先生に質問しながら能動的に学習をしてください。
教科書 『コア・テキスト国際金融論第2版』藤井 英次 新世社 2013
指定図書
参考書
教員からのお知らせ 授業では,直感的な理解ができるよう努めます。算数,数学,図,数式等でわからないことがあったら,簡単なことでも,声をかけてください。
オフィスアワー 本授業に関する質問・相談は,学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。
アクティブ・ラーニングの内容 教員からのフィードバックによる振り返り,能動的な授業外学習
その他