講義・履修
Lecture & Colloquium

苑 志佳

中国経済論

苑 志佳

世界で存在感を増すダイナミックな中国経済。
その背景から最新の研究までを総合的に知る。

いま中国は国内総生産(GDP)で日本を越えており、そのGDPも将来的にはアメリカを超すと予想される、大変ダイナミックな経済大国です。日本との関わりも深く、日本のGDPの2割弱が中国経済と関わっています。つまり世界で働くにしても日本で働くにしても、将来ビジネスマンとなる大学生にとって必要不可欠なのが中国経済への理解なのです。
中国経済は他の先進国とは違う歩みを経て成り立っていますが、いまの中国だけを見てもなぜそうなのかわかりません。授業では中国経済が世界のなかでどのような役割を果たしているのかを、問題意識を持って学びます。まず歴史的・制度的な視点を身につけます。そして80年代以降に市場経済化をめざした背景や過程、それにまつわる問題点にもふれ、中国経済を総合的に学習します。例えば、人民元の通貨政策というテーマでは、元の切り下げ・切り上げ政策を行なってきた歴史的な過程と今後の動向を探っていきます。また、近年は中国も海外投資を行っています。こうした中国資本の海外進出といった、最新の研究も授業にとりいれています。
中国経済を勉強することは就職活動において強みになるという話を聞きます。実際、卒業生のなかには『中国経済を理解している』という理由で企業に採用され中国部門の担当になった、というケースもありました。世界のなかで大きな存在になりつつある、中国経済。今日の報道にある政治的な視点だけでなく、経済という長い目で客観的に物事をとらえ、将来に生かしてほしいと思います。