立正大学学則第16条には、

「各学部学科は、立正大学の建学の精神に基づき、深い教養を備え、モラルと融合した感性豊かな専門性にすぐれた人材を育成することを目的とする」

ことが謳われています。
第16条2項(3)には、経済学部の教育目的が以下のように掲げられています。

「経済学部の教育は、現代世界の多層的多面的な変化の根源にある基本動向とその人類的意義を思考し、経済学の学問的伝統の基盤に立って具体的現実的課題を発見し、これに目的意識を持って柔軟に対応できる人材の育成を目的とする」



−グローバリゼーション・ユビキタス社会・デリバティブ・デフレーション−

複雑に変容する社会、難しそうに見える経済学

でも、チャレンジの向こうに未来が・・・・・・!


日本のケインズと称された石橋湛山先生は、立正大学経済学部に就任されるとすぐに経済学部の強化に着手しました。
東洋経済新報社内に置いていた自分の蔵書を運び入れて大学の図書の充実を図ると同時に、金融論の講義を自ら担当しました。
1952年から立正大学学長を長きにわたり務めることになりますが、1956年には内閣総理大臣に就任し、日本の経済、外交の礎を築くことになります。
残念なことに、病のため総理大臣の職は僅かな期間のうちに辞任してしまうことになりましたが、経済学部はこの石橋湛山先生の思想と経済学を基礎にして発展してきた由緒ある学部です。


(写真/上)立正大学学長時代(1952年~1968年)の石橋湛山先生
(写真/下)昭和40年頃の3号館

「経済学」って、どんな学問なのでしょうか?

誰もが日常的に、何らかの形で経済活動に関わっています。
でも、ひとくちに「経済学とは?」といわれても、その具体的な内容や意義は、意外と分かりにくいかもしれません。

経済の父とよばれるアダム・スミスは、彼の著書『国富論(諸国民の富)』の序論の冒頭で、あらゆる国民が年々消費するすべての生活必需品や便益品はつねに労働の直接の生産物であり、これらの生活必需品や便益品を本源的に供給する資源は、その国民の年々の労働であることを指摘しています。

それでは、それらの資源が豊かに存在する国、すなわち働く意欲や能力のある人がたくさんいる国は、それだけで豊かだということになるのでしょうか?
実は必ずしもそうとは言い切れません。スミスによれば、生産的な労働に従事する者の数は、彼らを就業させるために使用される資本的資材capital stockの量と、それが使用される特定の方法に比例するからです。
労働と資本という二つの生産要素の効率的投入が、経済的発展の基礎になるというわけです。
このことは、世界の注目を集めた1980年代以降の東アジアにおける経済発展の実例に照らしても明らかです。

スミスのいうキャピタル・ストックがどのように形成され、蓄積されるかは、経済学のもっとも興味深いテーマの一つです。

つまり、経済学とは、国家や国民の豊かさや貧しさの根本的な要求を探求し、豊かな社会を形成するための条件を追い求める学問であると言えるでしょう。

「経営学」や「商学」とは、どこが違うのですか?
どのような勉強をするのですか?

経済学は、「経営学」や「商学」と近い関係にあります。しかし、経営学や商学が特定の企業や業種、あるいは自治体などの個別の経営・運営の手法を模索する学問であるのに対して、経済学はより広い視野や観点から経済現象を分析し、一国の経済のバランスや社会全体の豊かさを解明することを通して、単に一国の経済のあり方を解明することにとどまらず、世界経済全体の動向へとアプローチして行こうとする学問なのです。
従って、極めて今日的な、魅力的な学問分野の一つと言えるのではないでしょうか。

「経済学」って、どんな学問なのでしょうか?

経済学は、それ自体が何らかの職業的な資格に直接結びつくようなタイプの学問ではありません。
しかし、人々が日々生きていく過程そのものが、財やサービスを供給し消費する経済プロセスに他ならず、こうした人の生きる社会や世界をより幅広い経済学的な視点から分析する能力を身に付けることは、社会的に有能なゼネラリストにとって、重要な「知」の資産となることでしょう。
私たちは、現在、複雑きわまりない、多種多様な経済的諸問題を抱える現代社会に生活しています。こうした直面している現実を動かす仕組みを理解し、またそのエンジンがどこにあるかを知り、変化する現実のもつ意味や今後を考える上に、経済学は極めて有用な学問であるといえましょう。今、一線で活躍しているゼネラリストの多くが、経済学を学んだ人々であることが、そのことをよく物語っています。

エコノミーとエコロジーの調和を求めて
経済学におけるもう一つのチャレンジ!

経済学は、それ自体が何らかの職業的な資格に直接結びつくようなタイプの学問ではありません。
しかし、人々が日々生きていく過程そのものが、財やサービスを供給し消費する経済プロセスに他ならず、こうした人の生きる社会や世界をより幅広い経済学的な視点から分析する能力を身に付けることは、社会的に有能なゼネラリストにとって、重要な「知」の資産となることでしょう。
私たちは、現在、複雑きわまりない、多種多様な経済的諸問題を抱える現代社会に生活しています。こうした直面している現実を動かす仕組みを理解し、またそのエンジンがどこにあるかを知り、変化する現実のもつ意味や今後を考える上に、経済学は極めて有用な学問であるといえましょう。今、一線で活躍しているゼネラリストの多くが、経済学を学んだ人々であることが、そのことをよく物語っています。

立正大学経済学部で学ぶこと
ステップ・アップ方式による体系的学習環境

立正大学経済学部では、社会経済現象の本質について広く学びながら、現代社会における情報の意義や機能を正しく認識し、日進月歩の情報社会に対応できる能力を身に付けることを修学の目的としています。様々な分野の人々と、専門的知識を交換することを通じて自己の知的レベルアップを達成するコミュニケーション能力を高めることや、現在、国際語としての役割を果たす英語能力、パソコンの基本操作の習得など、専門領域を超えて求められる「知のインフラ」をしっかり身につけることは、高度に情報化の進んだ現代社会においては、本格的な経済学の専門科目を学ぶことと同様に、重要な側面を持つようになりました。

また、より専門的に、また段階的に経済学の知識・能力を身に付けるには、経済的な動向に対するきちんとした統率的な理解が要請されるでしょう。そこで、経済学部のカリキュラムでは、語学や情報処理・基礎演習といった基礎科目を準備し、専門科目においても経済学の入門科目から基幹科目へ、そして応用科目へというように段階的に学習していけるよう体系を整えました。また、学生諸君が自らの興味・関心に応じて体系的・系統的に学習できるよう7つの専門科目群を設置し、ステップ・アップ方式による体系的学習環境を用意しています。