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2025.10.22
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課外学習プログラム「北海道道東地域における地域産業」を実施いたしました。
本プログラムは、北海道道東地域(釧路市、白糠町、標茶町、鶴居村)を対象に、地域の特色を生かした産業や自然環境について学ぶことを目的として、2025 年 9 月 16 日~ 2025 年 9 月 19 日に実施しました。
釧路川流域や塘路湖、釧路湿原など、雄大で貴重な自然に恵まれたこの地域では、気候や風土に適した産業が地域経済を支えています。学生たちは事前に各地域の基本情報を調べ、現地での調査に向けた準備を進めました。
以下に、釧路市を拠点として訪問した主な場所を紹介します。
・茶路めん羊牧場(白糠町)
羊の飼育や羊肉の加工・販売に取り組む牧場を見学しました。生産から流通までの流れについて説明を受け、地域資源を活かした循環型の取り組みを学びました。
・白糠酪恵舎(白糠町)
チーズ工房を訪れ、製造・熟成・販売の現場を見学しました。地元の原料を用いた製品づくりや地域ブランド化への工夫を知る貴重な機会となりました。
・温根内ビジターセンター(鶴居村)
釧路湿原の成り立ちや生態系について解説を受け、木道を歩きながら実際に湿原の自然を観察しました。広大な自然とそこに息づく生き物たちの関係を体感できました。
・レイクサイドとうろ(標茶町)
カヌーツーリングを通して塘路湖から釧路川本流へと続くルートを体験しました。水上から眺める湿原の景観は、陸路とは異なる新たな発見に満ちていました。
・TACSしべちゃ(標茶町)
酪農体験・研修施設を訪れ、乳牛の飼育や施設運営の実際について説明を受けました。北海道の基幹産業である酪農の現場を間近で学ぶことができました。
・標茶町博物館ニタイ・ト(標茶町)
アイヌ文化や野生動物の生態などをテーマとした展示を見学し、地域の歴史と自然との関わりを学びました。
・和商市場(釧路市)
地元の食材や海産物が並ぶ市場を訪れ、地域の流通・観光の現場を観察しました。学生たちは人気の「勝手丼」も体験し、地域の食文化にも触れました。
今回の訪問を通じて、学生たちは羊牧場経営やチーズ生産、酪農など、多様な地域産業の実際を学びました。また、釧路湿原に代表される自然環境の豊かさを体感し、博物館では地域の文化や歴史について理解を深めました。
インターネットや書籍だけでは得られない、現場での「リアルな学び」を通じて、多くの気づきと学びを得ることができました。この経験は、学生の今後の学修や進路に活用してまいります。

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