大学院経済学研究科

王 在喆

王 在喆

(おう ありよし)

大学院経済学研究科長

大学院経済学研究科長メッセージ

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立正大学は145年を超える長い歴史と優れた伝統を持つ大学であり、東京都心の品川区に立地しています。大学院経済学研究科は1988年に創設され、現在,修士課程と博士後期課程を擁しています。2017年4月から,「経済システム研究コース」と「環境システム研究コース」に加え,「地域システム研究コース」が新たに設置されました。

経済学研究科は創設以来、多くの中国人留学生が在籍し、日本人院生と一緒に学問の研鑽を行ってきました。豊富な蔵書量を有し,最新のインターネット設備が整った素晴らしい学修環境の中で,日中両国の大学院生が一堂にして切磋琢磨することも本研究科ならではの特徴です。今日に至り本研究科は日本国内のみならず、北京交通大学(中国北京市),華東師範大学(中国上海市),University of Cincinnati(米国Ohio州)など海外の大学にも多くの人材を送り出してきました。
大学院で学び,研究するとき一番大切なことは研究指導をしてもらう教員との出会いです。自分が研究したいと考えているテーマに合った教員に指導してもらうことによってはじめて研究が進みます。本研究科では,大学院生の個性や希望研究分野を最大限に尊重し,入学時点で個々の大学院生に希望を聞くことによって、その希望に適した教員を指定するようにしています。これは本研究科創設以来の伝統であり,2つ目の特徴でもあります。
3つ目の特徴は,多くの大学院生が中国経済に焦点をあて,エネルギー問題,農業問題,環境問題などについて様々な視点で研究を行っていることです。このことは近年における学位請求論文の研究テーマからも見られます。例えば,近年の修士論文から「中国風力・太陽光発電とその関連産業の動向と問題点」,「中国地方都市における農家労働力の移動と農地流動化」,「中国における廃棄物の発生および処理の現状と課題」などの研究が挙げられ,博士論文からは「原油枯渇問題の下における炭素税の役割について」,「内蒙古の放畜・酪農の循環型牧民経済社会の再建」,「中国農業「保護」政策の開始と農業「産業化経営」の役割」,「経済成長期中国・内モンゴル草原の開発構造の特徴に関する研究」などを列挙することもできます。
4つ目の特徴として,一国経済のグローバル化の中で地域経済の役割が益々注目を浴びるようになった時代の流れに応えるために,2017年4月より「地域システム研究コース」の新設に伴い,多彩なカリキュラム体系が導入されたことが挙げられます。この斬新なカリキュラムの中にミクロ経済学やマクロ経済学など経済学理論をはじめ、金融・財政・労働など様々な専門分野の科目が用意されており,また日本経済・中国経済・欧州経済・アメリカ経済・新興国経済など,担当教員によって優れた学問的実績に裏打ちされた科目も設けられています。さらに、経済社会の諸問題を実証分析するためのツールとして修得しなければならない経済数学,データ解析,研究日本語,研究英語などの科目も設置されています。

学修環境の国際化,個性尊重型の指導体制,幅広い中国の研究,時代の変化に対応するカリキュラム体系,この4つの特徴を持つ本研究科ならでは,日本人の大学院生はもとより,留学生の大学院生も実りのある学修・研究をすることができ,国際社会に通用できる学位論文を作成することができます。留学生に対しては、論文作成やプレゼンテーション・スキルのための日本語教育にも力を入れています。これによりそれほど日本語を使いこなせなかった留学生も学位論文を作成することができるようになります。
本研究科では大学院教育を社会あるいは世界に広く開放したいと考えています。そこで,社会人の大学院生には社会人入試制度を設けるだけでなく、通常の修業年数を延長する制度,例えば,修士課程を最大4年,博士後期課程を最大6年に延長する「長期履修制度」を導入しています。近年,社会人学生として当研究科で学び,博士学位を取得する方もいます。地域と環境の視点から「大田区の熱環境問題緩和に関する研究」など貴重な研究も生まれています。