キャリアカウンセラーによるセミナー
Career Support Seminar

外部 キャリアカウンセラーからのメッセージ

自分を信じ、勇気を出して臨める就活に

 わたしが学生の就活支援をおこなう中で感じることが3点あります。

 まず、就活に入る前から自分に自信がなく、この課題を克服することなく就活につまずくケースが少なくないということです。2点目は、就職が人生のゴールであるかのように思い込んでいる学生がいて、就活に失敗したら人格を全否定されたかのように落ち込む人がいます。最後は、「いまは売り手市場だから、4年生から就活しても何とかなる」と高を括っている学生がいることです。

就活は企業や組織を「選ぶ」チャンス

就活というハードルは、一度は越えなければいけないものです。そのために欠かせないことは自分を信じて臨むことです。就活では、見知らぬ他人に短時間で自己アピールをしなければなりません。自分に自信のない学生が、ベテランの採用担当者を前にして心を打つような自己アピールができるとは考えにくいものです。

 一方で、就職は人生の通過点です。就活は、企業や組織から「選ばれる」という意識が生まれがちですが、実は、学生にとっては企業や組織を「選ぶ」チャンスでもあるのです。企業や組織を選ぶためには、それなりの判断基準を持つことが求められます。

 さらに、最近は学生には追い風と言われる売り手市場であり、4年生になってから就活をはじめても「何とかなるだろう」と安易に考える学生がいます。採用する側からすると、どんな時代背景であろうが、企業が望む学生が欲しいことには変わりありません。つまり、準備不足の学生は数十社受けても内定が1社もないというのが現実です。

就活というイベントを楽しむ

 就職活動支援セミナーでは、立正大学3年生を対象に、私たち株式会社プレビスのベテラン講師陣が指導します。就活市場の厳しい現実や学生の行動を踏まえ、失いかけた自信を取り戻し、就活というイベントを楽しんでもらうことを意識しつつ学生一人ひとりに寄り添いながら進めていきます。

 講師陣は、企業の人事系とネットワークを持ち、企業の求める人材像を把握していること、全員が国家資格キャリアコンサルタントであり現役社会人と交流があること、大学でキャリアデザイン関連の教員や就活支援をおこなっているという強みがあります。

 プログラムは、企業で採用担当をしている社員の講演はじめビジネスマナーや就活における「表現技法」(ES、グループディスカッション、グループ面接・個人面接)について、2グループに分けきめ細かく指導します。

 ある人事担当者の声です。「面接で、自分が予め作った文章を丸暗記し、それをとうとうと話す学生と、質問に対しその場で考えながら話す学生との差は歴然としている。企業は、話が上手下手を見ていない。自分の考えをまとめながら真摯に話す学生は、その思いや背景が明確に伝わってくる。」と。私たちは、そういった学生を一人でも多く発掘できるよう心がけていきます。