経済学部シラバス
2020年度(令和2年度)

Syllabus

進化生物学の世界

履修年度 2020
講義コード 14C0126301
科目名 進化生物学の世界
開講期 2期
担当者氏名 青木 重幸
履修年次 1年生
単位数 2
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義
授業の目的 進化論的な観点から生物を捉える。いわゆる「利己的遺伝子」論を中心に据え、オスとメスの配偶行動の違い、進化的に安定な戦略(ESS)、性比の進化、互恵的利他行動と囚人のジレンマゲーム、血縁選択説、親子のコンフリクト、ミームなどの考え方を紹介する。
到達目標 有性生殖生物の集団全体ないし種は、自然選択によっては最適化されないということ、利他行動が進化するしくみを把握するためには、生物個体のレベルから一段下位の遺伝子のレベルへ視点を移す必要があるということを理解する。
授業外学修内容・授業外学修時間数 講義で理解できなかった点や、さらに知りたい点について、下に挙げた指定図書や参考書を読んで、あるいはインターネット上での検索などをとおして、十分復習すること。
上記に示した授業外の学修は、60時間を目安に行うこと。
授業計画 【第1回】社会生物学とは
【第2回】同種の殺しあい
【第3回】オスの配偶行動:精子競争
【第4回】メスの配偶行動:オス選び
【第5回】代替戦略、性の役割の逆転
【第6回】進化的に安定な戦略(その1)
【第7回】進化的に安定な戦略(その2)
【第8回】性比の進化(その1)
【第9回】性比の進化(その2)
【第10回】互恵的利他行動と囚人のジレンマ
【第11回】互恵的利他行動と「反復囚人のジレンマ」ゲーム
【第12回】社会性昆虫と血縁選択説
【第13回】親子の争いと利己的遺伝子論、ミーム
【第14回】補足:最近の話題から
【第15回】まとめ
成績評価の方法 学期末試験の結果により評価する。
フィードバックの内容
教科書
指定図書 『利己的な遺伝子』R. ドーキンス 紀伊國屋書店 2006
参考書 『生物の社会進化』R.トリヴァース 産業図書 1991
『雄と雌の数をめぐる不思議』長谷川真理子 中公文庫 2001
『社会生物学の勝利』J.オルコック 翔泳社 2004
『人間の本性を考える』S. ピンカー NHKブックス 2004
『クジャクの雄はなぜ美しい?』長谷川真理子 紀伊国屋書店 2005
『マザー・ネイチャー』S.B.フルディ 早川書房 2005
『つきあい方の科学』R.アクセルロッド ミネルヴァ書房 1998
『生き物の進化ゲーム』酒井聡樹,他 共立出版 2012
『やわらかな遺伝子』マット・リドレー 紀伊国屋書店 2004
『進化の教科書第3巻』C・ジンマ―、D.J.エムレン 講談社 2017
教員からのお知らせ
オフィスアワー 本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。
その他