経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)
Syllabus
アメリカの金融
履修年度 | 2023 |
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講義コード | 11C3116201 |
科目名 | アメリカの金融 |
開講期 | 2期 |
担当者氏名 | 王 ゼイ |
履修年次 | 3年生 |
単位数 | 2 |
校舎 | 品川キャンパス |
授業形態 | 講義 |
授業の目的 | この講義では、アメリカ経済を意識して、アメリカの金融経済事情を紹介しながら、標準的な金融経済学の理論を説明する。具体的に、アメリカ経済を背景として、貨幣の需要と供給、金融政策、金融市場、金融機構、金融危機といったトピックを取り上げて説明する。よって、この講義で得られた知識はアメリカ経済だけではなく、日本経済を理解する際にも役に立つと考えられる。 |
到達目標 | 受講生はこの講義を通じて、アメリカ経済を背景とする標準的な金融経済学の理論知識を習得し、アメリカの金融経済事情に対して初歩的認識を身につけることを到達目標とする。具体的に、金融経済学の理論知識を使って、アメリカで実施されている金融政策といった実例を説明できることを目指す。 |
授業外学修内容・授業外学修時間数 | この科目では、授業時間外に、60時間以上の学修を行うことを必須とする。講義資料を毎回配布するため、指定された参考書を参照しながら理解を深めて、各回の授業内容をしっかり予習・復習することは望ましい。なお、問題を出すことがあるので、必ず自分で考えて自力で解くようにしてください。 |
授業計画 | 【第1回】イントロダクション 【第2回】貨幣供給 【第3回】貨幣需要 【第4回】AS-ADモデル 【第5回】AS-ADモデルにおける伝統的金融政策の分析 【第6回】アメリカの金融政策の歴史:第二次世界大戦後から2008年世界金融危機まで 【第7回】債券市場と金利の期間構造 【第8回】株式市場とバブル 【第9回】金融市場の構造と機能 【第10回】銀行と取り付け騒ぎ 【第11回】金融危機 【第12回】AS-ADモデルにおける非伝統的金融政策の分析 【第13回】アメリカの金融政策の歴史:2008年世界金融危機から直近まで 【第14回】金融市場の規制 【第15回】まとめ |
成績評価の方法 | 課題(40%)と期末試験(60%)で評価する。 |
フィードバックの内容 | この科目では、授業用のチームが立ち上げられ、履修者全員に授業用チームに参加していただくことになっている。授業用チームの参加方法は初回の授業時に説明する。事前にMicrosoft OutlookとTeamsのアプリを所持の端末にインストールしておいて、使用できるような状態にしてください。授業時間外では、授業に関するお知らせ、資料配布、フィードバック等はすべてMicrosoft Teamsを通じて行われる。課題の提出はWebClassを利用する。 |
教科書 | |
指定図書 | 『The Economics of Money, Banking and Financial Markets 13th Global Edition』Frederic Mishkin Pearson Education Limited 2021 |
参考書 | |
教員からのお知らせ | ミクロ・マクロ経済学、経済数学及び金融関係の科目が履修済みであることは望ましい。質問・議論は大歓迎である。ぜひこの「アメリカの金融」という講義通じて、金融経済学の魅力を感じてください。なお、授業資料は英語を使用することもある。 |
オフィスアワー | Teamsのチャット機能、Microsoft 365のメール(大学から付与されたメールアドレス)などで、予め教員と連絡を取ってください。 |
アクティブ・ラーニングの内容 | 授業中、教員よりの意見共有や学生から意見発表を行ってもらい、問題の演習も行う。 |
その他 |