経済学部シラバス
2020年度(令和2年度)

Syllabus

開発経済

履修年度 2020
講義コード 11C0384401
科目名 開発経済
開講期 通年
担当者氏名 芹田 浩司
履修年次 3年生
単位数 4
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義
授業の目的 開発経済学の主要な課題は、発展途上国に多かれ少なかれ共通する貧困や経済格差 (不平等)の問題をいかにして解決(是正)していくかにあると考えられる。この授業は、これまで示されてきた開発に対する様々な見方・アプローチ(理論的枠組み)を検討するとともに、ラテンアメリカやアジアの事例を中心に、工業化をはじめとする開発戦略の実証的検討を行うことを通じて、開発や経済発展に対する理解を深めることを目的とする。
到達目標 発展途上国における開発問題や、発展途上国と先進国の関係等を学ぶことによって、過去および現在の世界経済に関する知見を深めることができる。
授業外学修内容・授業外学修時間数 テキスト(配布プリント)については毎回復習してくること(分からない用語や概念等についてはそのままにせず、自分でも積極的に調べること)。また国際面や経済面を中心に新聞にも目を通してくること。なお、授業外学修時間については120時間以上とする。
授業計画 【第1回】 イントロダクション:開発経済学の課題等
【第2回】 発展途上国の現状と問題
【第3回】 開発をめぐる諸概念:経済成長・経済発展・開発(アマルティ
  ア・センのアプローチ等)
【第4回】~【第5回】経済格差問題を考える(「機会の平等」と「結果
           の平等」の議論等)
【第6回】~【第7回】 開発経済学における様々な分析アプローチの検
  討
【第8回】~【第11回】経済開発(工業化)に関する理論的検討
  ---古典的アプローチ(初期の開発経済学)の検討 )[A.ルイスの二重構
    造
    モデル、ビッグプッシュ、A.O.ハーシュマンの不均斉成長論等]
  ---工業化の理論的根拠に関する検討
  ---工業化の意義や経済的効果、工業化の方向性(輸入代替工業化と輸
    出指向工業化)に関する議論等
  ---これまでのまとめ(小テスト:予定)
【第12回】~【第13回】国際援助問題を考える-アフリカの事例を中
  心に
【第14回】マイクロクレジットと貧困問題
【第15回】 全体のまとめ (予定)


【第16回】 イントロダクション(前期のまとめ等)
【第17回】~【第18回】経済開発(主に工業化)に関する理論的検討 
             (前期復習を含む)
【第19回】~【第20回】ラテンアメリカ諸国における経済開発の歴史
  的展開とそれを巡る諸問題
【第21回】 中国における開発戦略の転換と経済成長およびそれを巡る
  諸問題
【第22回】~【第24回】 東アジア地域における経済発展とその要因
  分析に関する検討
  ---「東アジアの奇跡」について (その歴史的意義や開発経済学に対
    するインパクト等)
  ---「新古典派」アプローチの議論の検討
  ---「国家中心主義・制度論」アプローチの検討
【第25回】これまでのまとめ(小テスト:予定)
【第26回】~【第27回】 経済グローバル化時代における発展途上国
  済とその課題(累積債務危機や通貨・経済危機問題、経済安定化およ
  び構造調整政策、民営化問題等)。
【第28回】~【第29回】発展途上国の経済・社会に対する経済グロー
  バル化の影響(理論的検討を中心に)
【第30回】 全体のまとめ
成績評価の方法 基本的には定期試験の成績による。
フィードバックの内容
教科書
指定図書 『国際開発政策研究』石川 滋 東洋経済新報社 2006
『開発経済学―貧困削減へのアプローチ』黒崎 卓、山形 辰史 日本評論社 2003
参考書 『経済成長』デイヴィッド・N・ワイル ピアソン 2010
『開発経済学概論』ジェラルド M. マイヤー 岩波書店 2006
『トダロとスミスの開発経済学』マイケルP.トダロ、ステファンC.スミスマイケルP.トダロ、ステファンC.スミス 国際協力出版会 2004
『エコノミスト 南の貧困と闘う』ウィリアム・イースタリー 東洋経済新報社 2003
『開発経済学の新展開』高木 保興 有斐閣 2002
『開発経済論』原 洋之介 岩波書店 2002
『開発経済学入門』渡辺 利夫 東洋経済新報社 2001
『開発経済学―諸国民の貧困と富』速水 佑次郎 創文社 2000
『ストーリーで学ぶ開発経済学 -- 途上国の暮らしを考える』黒崎 卓, 栗田 匡相 有斐閣 2016
『開発経済学入門』戸堂 康之  新世社 2015
教員からのお知らせ 基本的に教科書は用いず、配布プリントを基に進める予定です。その他の参考書等については授業中に適宜、紹介します。
オフィスアワー 本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。
その他