経済学部シラバス
2020年度(令和2年度)

Syllabus

日本経済史

履修年度 2020
講義コード 11C0381801
科目名 日本経済史
開講期 通年
担当者氏名 髙橋 美由紀
履修年次 2年生
単位数 4
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義
授業の目的 「日本経済の今後はどうなるのか」という問に、現在のみを見ていたのでは、良い解答は得られません。景気の悪い時代は過去にもありました。先人達は、これにどのように立ち向かっていったのでしょうか。
本講義では、第Ⅰ期に中世から1970年代の石油危機までの日本経済をとりあげます。その中で、経済に影響を与えた人物について考えていきます。
第Ⅱ期は、勤勉革命において重要な生産要素である牛馬の歴史について日本ばかりでは無く世界にも目を向けて人間の歴史とともに考えていきます。
到達目標 日本経済がどのような足跡をたどってきたのかを、世界との関わりの中で理解し、その良い点と悪い点を把握し、自分なりの見解が述べられること。また、経済史において重要ないくつかの用語や牛馬の経済史的意義に関してきちんと説明ができること。
授業外学修内容・授業外学修時間数 講義前にストレージサーバから資料をダウンロードし、熟読し、分からない箇所は個人で調べておくこと(講義前2時間、講義語2時間、計120時間)。また、その他に、参考としてあげた書籍を読み、レポートにまとめること(提出方法・時期については講義中に指示する)。
授業計画 Ⅰ期:映像資料も用いる
【第1回】日本経済史を学ぶ意義――歴史と現在
【第2回】中世の経済
【第3回】近世の経済
【第4回】人物から見る日本経済1――山田方谷と藩政改革
【第5回】人物から見る日本経済2――上杉鷹山と特産物
【第6回】財閥――三井・住友・三菱
【第7回】日本の産業革命――殖産興業・輸入代替・博覧会・共進会
【第8回】人物から見る日本経済1――田中正造と足尾銅山鉱毒事件
【第9回】第一次世界大戦とスペイン・インフルエンザ
【第10回】人物から見る日本経済3――石橋湛山と日本経済
【第11回】世界大恐慌・第二次世界大戦と日本経済
【第12回】ブレトン=ウッズ体制 敗戦国日本の歩み
【第13回】戦争と経済――朝鮮戦争・湾岸戦争と日本社会
【第14回】石炭から石油へ――エネルギーの変化と三井三池炭坑
【第15回】オリンピックと経済開発――交通網の整備、人口移動

Ⅱ期:英語文献も用いる
【第16回】経済史への様々なアプローチ
【第17回】歴史人口学(Historical Demography)
【第18回】農業革命(Agricultural Revolution)
【第19回】産業革命(Industrial Revolution)と勤勉革命(Industrious Revolution)
【第20回】生産要素としての家畜:牛馬の役割
【第21回】軍事と馬の役割 ヨーロッパ、中国、日本など
【第22回】遊牧民族と牛馬
【第23回】農村と牛馬
【第24回】都市と牛馬
【第25回】輸送と牛馬
【第26回】人口と牛馬
【第27回】馬匹改良と経済
【第28回】明治期の産業と牛馬
【第29回】大正・昭和期の産業と牛馬そして農耕機械
【第30回】産業の変化と機械:家畜からロボットへ
成績評価の方法 講義中のクイズ・リアペ・レポート、授業態度、前期末試験、学年末試験。
フィードバックの内容 リアクションペーパーへの質問および良いものに関しては次週にコメントをおこなう。
教科書 『使用しない』
指定図書 『日本経済の歴史』中西聡他 名古屋大学出版会 2013
『日本経済史 近世‐現代』杉山伸也 岩波書店 2012
『日本経済史1600-2000』浜野潔他 慶應義塾大学出版会 2009
『経済社会の歴史』中西聡他 名古屋大学出版会 2017
『歴史人口学の世界』速水 融 岩波書店 2012
『馬・車輪・言語(上)』デイヴィッド・W. アンソニー (著), 東郷 えりか (翻訳) 筑摩書房 2018
『馬・車輪・言語(下)』デイヴィッド・W. アンソニー (著), 東郷 えりか (翻訳) 筑摩書房 2018
『The Horse in the City: Living Machines in the Nineteenth Century』Clay McShane  Johns Hopkins Univ Pr  2011
参考書 『「馬」の文化と「船」の文化 新装版: 古代日本の中国文化』福永 光司 人文書院 2018
『江戸の飛脚―人と馬による情報通信史』巻島 隆 教育評論社 2015
『馬・船・常民』網野 善彦 (著), 森 浩一 (著) 講談社 1999
『最初の近代経済―オランダ経済の成功・失敗と持続力 1500〜1815』J・ド・フリース (著), A・ファン・デァ・ワウデ (著), 大西 吉之 (翻訳), 杉浦 未樹 (翻訳) 名古屋大学出版会 2009
教員からのお知らせ ほとんど毎回の授業時にリアペ・クイズ・レポートのいずれかを行う。参考書はここに記載がないものについても必要に応じて適宜紹介する。
オフィスアワー 本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応するとともに、メールおよびWebclassにても受け付けます。また、学部学科にて定めるオフィスアワー(月曜日3限)にても受付けます。
その他 講義参加者の希望等によって、講義内容は若干変更することもある。