経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)
Syllabus
日本経済史
履修年度 | 2023 |
---|---|
講義コード | 11C0272001 |
科目名 | 日本経済史 |
開講期 | 1期 |
担当者氏名 | 髙橋 美由紀 |
履修年次 | 2年生 |
単位数 | 2 |
校舎 | 品川キャンパス |
授業形態 | 講義 |
授業の目的 | 「日本経済の今後はどうなるのか」という問に、現在のみを見ていたのでは、良い解答は得られない。景気の悪い時代は過去にもありった。先人達は、これにどのように立ち向かっていったのか。 本講義では、中世から1970年代の石油危機までの日本経済をとりあげる。その中で、経済に影響を与えた人物についても考えていく。 |
到達目標 | 日本経済がどのような足跡をたどってきたのかを、世界との関わりの中で理解し、その良い点と悪い点を把握し、自分なりの見解が述べられること。また、経済史において重要ないくつかの用語や人物に関してきちんと説明ができること。 |
授業外学修内容・授業外学修時間数 | 講義前にMicrosoft Teamsのファイルから資料をダウンロードし、熟読し、分からない箇所は個人で調べておくこと(講義前2時間、講義語2時間、計60時間以上)。また、その他に、参考としてあげた書籍を読むこと(提出方法・時期については講義中に指示する)。 |
授業計画 | 【第1回】日本経済史を学ぶ意義――歴史と現在・中世の経済 【第2回】近世の経済 【第3回】人物から見る日本経済1――山田方谷と藩政改革 【第4回】人物から見る日本経済2――上杉鷹山と特産物 【第5回】財閥――三井・住友・三菱 【第6回】日本の産業革命――殖産興業・輸入代替・博覧会・共進会 【第7回】人物から見る日本経済1――田中正造と足尾銅山鉱毒事件 【第8回】第一次世界大戦とスペイン・インフルエンザ 【第9回】人物から見る日本経済3――石橋湛山と日本経済 【第10回】世界大恐慌・第二次世界大戦と日本経済 【第11回】ブレトン=ウッズ体制 敗戦国日本の歩み 【第12回】戦争と経済――朝鮮戦争・湾岸戦争と日本社会 【第13回】石炭から石油へ――エネルギーの変化と三井三池炭坑 【第14回】オリンピックと経済開発――交通網の整備、人口移動 【第15回】まとめ 映像資料も用いる。 |
成績評価の方法 | 毎回授業後に課す小試験(Formsで実施)60%+学期末試験(40%)。ただし、学期末試験が行えない場合は、小試験を100%とする。 |
フィードバックの内容 | 小試験(Formsで実施)の解説は次週におこなう。また、質問等に関しても受講者全員に共有して説明する。 |
教科書 | 『使用しない』 |
指定図書 | 『日本経済の歴史』中西聡他 名古屋大学出版会 2013 『日本経済史 近世‐現代』杉山伸也 岩波書店 2012 『日本経済史1600-2000』浜野潔他 慶應義塾大学出版会 2009 『経済社会の歴史』中西聡他 名古屋大学出版会 2017 『歴史人口学の世界』速水 融 岩波書店 2012 |
参考書 | |
教員からのお知らせ | 講義内容は、履修者の希望等により変更する場合がある。Microsoft TeamsでTeamを作るので、ポータルサイトで案内するTeamコードを確認して、授業開始までにメンバー登録をすること。 |
オフィスアワー | 月曜2限。事前に必ず連絡すること。 メールおよびチャットにても受け付ける。 |
アクティブ・ラーニングの内容 | 毎回授業前に資料を確認して自己の質問点をもって講義を受けるという反転授業を取り入れている。 |
その他 | 講義参加者の希望等によって、講義内容は若干変更することもある。 |