経済学部シラバス
2022年度(令和4年度)

Syllabus

ゼミナールⅡ(平)

履修年度 2022
講義コード 11C0125754
科目名 ゼミナールⅡ(平)
開講期 通年
担当者氏名 平 伊佐雄
履修年次 3年生
単位数 4
校舎 品川キャンパス
授業形態 演習
授業の目的 ゼミナール2では、日本とヨーロッパとの人や物のつながりの歴史を考察し、現在の経済基盤の有様を理解することを目的とする。17世紀に書かれたドン・ロドリゴ『日本見聞録』などの史料の考察、日本の交通史、ヨーロッパから入ってきたモノや産業の歴史などを具体的に探り、考察してゆくこととする。
到達目標 史料の分析と歴史叙述、歴史研究の成果、受講生自らの調査から、現在の私たちの生活基盤を説明できるようになる。
授業外学修内容・授業外学修時間数 各回のゼミのための調査・報告書の作成に関わる作業として、1回当たり4時間以上の授業外学習を要する。(計120時間)
授業計画 【第1回】近世スペインの歴史の考察

【第2回】ドン・ロドリゴの『日本見聞録』の分析

【第3回】関係する先行研究の文献の考察 ①

【第4回】関係する先行研究の文献の考察 ②

【第5回】ドン・ロドリゴの『日本見聞録』の考察(報告)

【第6回】『ビスカイノ金銀島探検報告』の分析

【第7回】『ビスカイノ金銀島探検報告』の考察(報告)

【第8回】近世スペインとアジアとの関係史の考察(報告)

【第9回】ぶどう酒の発祥とその歴史

【第10回】フランスにおけるぶどう酒の生産の歴史

【第11回】ぶどう酒生産の日本への導入(報告)

【第12回】日本の道と流通についての考察(報告)

【第13回】利根運河の開削の歴史

【第14回】利根運河と経済

【第15回】自転車の歴史―ヨーロッパ編-(報告)

【第16回】自転車の歴史-日本編―(報告)

【第17回】日本の交通史についての考察-道路―

【第18回】貨幣の歴史の考察

【第19回】日本の貨幣史の考察

【第20回】日本の近代幣制の分析(報告)

【第21回】日本に導入された海外の物や技術の考察

【第22回】明治・大正期・昭和初期の農業についての研究報告(報告)

【第23回】電気と水道などのインフラ設備の歴史-西洋編-

【第24回】電気と水道などのインフラ設備の歴史―日本編-

【第25回】産業技術の歴史の研究報告-時計-(報告)

【第26回】産業技術の歴史の研究報告-ガラス-

【第27回】イギリス産業革命期の技術・発見についての考察

【第28回】家庭生活の変化についての考察

【第29回】日本の産業遺産の研究報告1(報告)

【第30回】日本の産業遺産の研究報告2(報告)
成績評価の方法 ゼミナールで行う報告、報告書をもって評価する(100%)。
フィードバックの内容 指導の中で適宜フィードバックする。
教科書 『ドンロドリゴ日本見聞録 ビスカイノ金銀島探検報告』村上直次郎 奥川書房 1941
指定図書 『新技術の社会誌』鈴木淳 中央公論新社 1999
『ガレオン船が運んだ友好の夢』たばこと塩の博物館 2010
『利根運河を考える』神保國弘 崙書房出版 2001
参考書 『ヌエバ・エズパニャ報告書・ユカタン事物記』ソリタ、ランダ 岩波書店 1982
『メキシコ征服記1-3』ベルナール・カスティーリョ 岩波書店 1986
『征服者と新世界』』サアグン[ほか]著 岩波書店 1980
教員からのお知らせ
オフィスアワー 本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。
アクティブ・ラーニングの内容
その他