経済学部シラバス
2022年度(令和4年度)

Syllabus

ゼミナールⅡ(王在喆)

履修年度 2022
講義コード 11C0125739
科目名 ゼミナールⅡ(王在喆)
開講期 通年
担当者氏名 王 在喆
履修年次 3年生
単位数 4
校舎 品川キャンパス
授業形態 演習
授業の目的  本授業はグローバルの視点により問題発見・問題解決のための手法を受講生に習得してもらうことを目標としている。このため、日中両国産業構造の比較研究をこのゼミⅡの研究課題とすることを予定している。具体的には、戦後日本経済の成長パターンと対比しながら、「改革・開放」以降の中国経済の成長パターンを経済成長と経済発展の視点によって数量的に析出することである。まず、産業連関分析の理論および産業連関表の読み方を勉強する。次にExcelなどを使って、産業連関分析を習得する。その上で、日中両国の産業連関関係を計量分析する。その成果をゼミナール論文にとりまとめる。上述以外の研究課題について受講生と相談して決めることも可能である。 
到達目標 ①産業連関理論と産業連関表の読み方を勉強することができる。

②産業連関モデルの計算方法を習得することができる。

③日中両国経済の変化を構造的に数量分析することができる。

④グループで研究成果をゼミナール論文にとりまとめることができる。
授業外学修内容・授業外学修時間数 授業外学修:

①参考文献を読むこと。

②Excel関数の操作方法を学習すること。

サブゼミやゼミ合宿などの時間も含めて120時間以上の授業外学修時間が必要になる。
授業計画 【第1回】ガイダンス

【第2回】国民経済計算(SNA)1

【第3回】国民経済計算(SNA)2

【第4回】国民経済計算における産業連関表の位置づけについて

【第5回】産業連関表の読み方

【第6回】地域産業連関表1

【第7回】地域産業連関表2

【第8回】国際産業連関表

【第9回】中国の産業連関表

【第10回】産業連関モデル1

【第11回】産業連関モデル2

【第12回】産業連関モデル3

【第13回】産業連関モデル4

【第14回】産業連関モデルの計算1

【第15回】産業連関モデルの計算2



【第16回】産業連関モデルの計算3

【第17回】ゼミ論指導1

【第18回】ゼミ論指導2

【第19回】ゼミ論指導3

【第20回】ゼミ論指導4

【第21回】ゼミ論指導5

【第22回】ゼミ論指導6

【第23回】ゼミ論指導7

【第24回】ゼミ論指導8

【第25回】ゼミナール大会発表準備1

【第26回】ゼミナール大会発表準備2

【第27回】産業連関論と企業理論

【第28回】産業連関論とケインズ経済学

【第29回】産業連関論と外国貿易

【第30回】予備日
成績評価の方法 授業への取り組み:20%、授業内発表:50%、論文やレポートの作成など:30%。
フィードバックの内容 学習の内容や研究の進捗について授業内外で適宜にコメントする。
教科書
指定図書
参考書 『産業連関分析入門』新飯田宏 東洋経済新報社 1978
『中国の経済成長:地域連関と政府の役割』王在喆 慶應義塾大学出版会 2001
『産業連関分析入門:ExcelとVBAでらくらくIO分析』藤川清史 日本評論社 2005
『産業連関分析入門』宮沢健一編 日本経済新聞社 2002
『産業連関論入門:新しい現実分析の理論的背景』森嶋通夫 創文社 1956
『日中連関構造の経済分析』王在喆・宮川幸三・山田光男 勁草書房 2016
『21世紀の資本』トマ・ピケティ [著] ; 山形浩生, 守岡桜, 森本正史訳 みすず書房 2014.12
教員からのお知らせ ①教科書は受講生と相談したうで決めたい。

②「計量経済学」、「経済統計」、「実証経済分析」の同時履修が望ましい。
オフィスアワー 時間:水曜日6限目(18:00-19:30)

場所:2号棟511研究室(事前にメールで連絡すること)。
アクティブ・ラーニングの内容
その他