経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)

Syllabus

特殊講義11〈環境経済評価法2〉

履修年度 2023
講義コード 11C0125013
科目名 特殊講義11〈環境経済評価法2〉
開講期 2期
担当者氏名 吉田 友美
履修年次 2年生
単位数 2
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義
授業の目的 大気や水などの環境は価値があるにもかかわらず,価格は付いていません.価格が付いていないため,過剰に使用されるなどして,環境問題が深刻化します.そこで,環境に価格を付け,過剰な破壊から守るための手法として「環境評価手法」が開発されています.本授業では,この環境評価手法について学びます.
到達目標 (1)仮想評価法(CVM)について理解できるようになる.

(2)コンジョイント分析について理解できるようになる.

(3)費用便益分析について理解できるようになる.
授業外学修内容・授業外学修時間数 この科目では,60時間以上の授業外学修を行って下さい.予習は必要としませんが.復習をしっかりと行うことが大切です.毎回の授業では,その回の内容を復習するための課題(要提出)を出題するので,しっかりと取り組むようにして下さい.
授業計画 【第1回】ガイダンス

【第2回】トラベルコスト法の復習

【第3回】トラベルコスト法の事例:歴史的街並みの経済評価,福井県恐竜博物館の経済評価

【第4回】仮想評価法(CVM):手法の概要

【第5回】仮想評価法(CVM):分析の手順

【第6回】仮想評価法(CVM):調査設計

【第7回】仮想評価法の事例 (1):レジ袋有料化に対する支払意思額の推計

【第8回】仮想評価法の事例 (2):花粉症対策の経済評価

【第9回】仮想評価法の事例 (3):災害対策の経済評価ー福井豪雪の事例

【第10回】コンジョイント分析

【第11回】コンジョイント分析の事例 (1):珊瑚礁の経済評価

【第12回】コンジョイント分析の事例 (2):星空環境保全の経済評価

【第13回】リスクの経済評価

【第14回】費用便益分析

【第15回】総括
成績評価の方法 課題:30%

期末試験:70%
フィードバックの内容 課題の解説を授業中に実施します.
教科書 『初心者のための環境評価入門』栗山浩一・柘植隆宏・庄子康 勁草書房 2013年
指定図書 『初心者のための環境評価入門』栗山浩一・柘植隆宏・庄子康 勁草書房 2013年
参考書 『環境経済学をつかむ(第4版)』栗山浩一・馬奈木俊介 有斐閣 2020年
『環境評価の最新テクニック: 表明選好法・顕示選好法・実験経済学』柘植隆宏・三谷羊平・栗山浩一 軽装書房 2011年
教員からのお知らせ
オフィスアワー 毎週,木曜日5限

ただし,必ず事前にメールでアポイントメントをとること.

メールアドレスは授業中に指示します.
アクティブ・ラーニングの内容 教員からのフィードバックによる振り返り
その他