経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)
Syllabus
開発経済学2
履修年度 | 2023 |
---|---|
講義コード | 11C0122101 |
科目名 | 開発経済学2 |
開講期 | 2期 |
担当者氏名 | 芹田 浩司 |
履修年次 | 3年生 |
単位数 | 2 |
校舎 | 品川キャンパス |
授業形態 | 講義 |
授業の目的 | 開発経済の主要な課題は、発展途上国に多かれ少なかれ共通する貧困や経済格差 (不平等)の問題をいかにして解決(是正)していくかにあると考えられる。この授業は、これまで示されてきた開発に対する様々な見方・アプローチ(理論的枠組み)を検討するとともに、ラテンアメリカやアジアの事例を中心に、工業化をはじめとする開発戦略の実証的検討を行うことを通じて、開発や経済発展に対する理解を深めることを目的とする。 |
到達目標 | 発展途上国における開発問題や、発展途上国と先進国の関係等を学ぶことによって、過去および現在の世界経済に関する知見を深めることができる。 |
授業外学修内容・授業外学修時間数 | テキスト(配布プリント)については毎回復習してくること(分からない用語や概念等についてはそのままにせず、自分でも積極的に調べること)。また国際面や経済面を中心に新聞にも目を通してくること。なお、授業外学修時間については60時間以上とする。 |
授業計画 | 【第1回】 授業ガイダンス等 【第2回】 工業化の理論(1)~投資の誘発と不均斉成長論 【第3回】 工業化の理論(2)~A.ルイスの二重構造論[1] 【第4回】 工業化の理論(3)~A.ルイスの二重構造論[2] 【第5回】 工業化の方向性とその政策体系に関する議論(1) 【第6回】 工業化の方向性とその政策体系に関する議論(2) 【第7回】 これまでのまとめ (小テスト:予定) 【第8回】 発展途上国経済における国家の役割を考える 【第9回】 債務危機と緊縮財政・構造調整政策(1) 【第10回】 債務危機と緊縮財政・構造調整政策(2) 【第11回】 経済グローバル化と労働に関する諸議論 【第12回】 東アジアの経済発展と新古典派アプローチ(1) 【第13回】 東アジアの経済発展と新古典派アプローチ(2) 【第14回】 東アジアの経済発展と新古典派アプローチ(3) 【第15回】 東アジアの経済発展と国家論アプローチ |
成績評価の方法 | 基本的に定期試験の成績(100%)による [但し、課題の提出 (その内容も含む) を(若干の)加点対象とする場合がある。詳細については初回の授業ガイダンス時に説明する。 |
フィードバックの内容 | 毎回課される課題等において、補足やフィードバックが必要と考えられる場合、次の授業において、補足説明やフィードバックを行う。またオンライン (掲示板等) にて随時、質問等を受け付け、フィードバックを行う。 |
教科書 | |
指定図書 | 『国際開発政策研究』石川 滋 東洋経済新報社 2006 『開発経済学―貧困削減へのアプローチ』黒崎 卓、山形 辰史 日本評論社 2003 |
参考書 | 『経済成長』デイヴィッド・N・ワイル ピアソン 2010 『開発経済学概論』ジェラルド M. マイヤー 岩波書店 2006 『トダロとスミスの開発経済学』マイケルP.トダロ、ステファンC.スミスマイケルP.トダロ、ステファンC.スミス 国際協力出版会 2004 『エコノミスト 南の貧困と闘う』ウィリアム・イースタリー 東洋経済新報社 2003 『開発経済学の新展開』高木 保興 有斐閣 2002 『開発経済論』原 洋之介 岩波書店 2002 『開発経済学入門』渡辺 利夫 東洋経済新報社 2001 『開発経済学―諸国民の貧困と富』速水 佑次郎 創文社 2000 『ストーリーで学ぶ開発経済学 -- 途上国の暮らしを考える』黒崎 卓, 栗田 匡相 有斐閣 2016 『開発経済学入門』戸堂 康之 新世社 2015 |
教員からのお知らせ | 教科書については特に使用せず、私の執筆による資料等を配布する形で進めます。また参考文献等についても適宜紹介します。また授業の進行上、上記計画については順序の入れ替えや変更等の可能性があります。 |
オフィスアワー | 本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。 |
アクティブ・ラーニングの内容 | -教 員 か ら の フ ィ ー ド バ ッ ク に よ る 振 り 返 り -能 動 的 な 授 業 外 学 習 |
その他 |