経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)
Syllabus
地方財政論2
履修年度 | 2023 |
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講義コード | 11C0121701 |
科目名 | 地方財政論2 |
開講期 | 2期 |
担当者氏名 | 金田 美加 |
履修年次 | 3年生 |
単位数 | 2 |
校舎 | 品川キャンパス |
授業形態 | 講義 |
授業の目的 | 本講義は、地方財政の基本的な知識を習得し、わが国の地方政府の活動を論理的な視点で考えることができるようになることを目的とする。そのため、地方財政の基礎理論を学んでいく。 租税による外部性と政府間補助金の理論を中心に取り上げる。講義では毎回資料の配布をWebClassで行う。 |
到達目標 | 主たる目標:地方財政に関する基礎力を身につけ、地方財政制度や機能・役割を理解できること 従たる目標:より深い研究を志すものは、そのきっかけが掴めるようになること |
授業外学修内容・授業外学修時間数 | 各回に取り組んだ問題は必ず自分で解いて復習する、項目については語句説明文を作成する等の復習を行うこと。これら復習に要する時間を授業外修学時間とする。 履修者は、予習・復習として60時間以上(予習・復習として各回あたり4時間程度)を目安とした財政関連の授業外学修を行うことが望ましい。 |
授業計画 | 【第1回】 2期ガイダンス (講義の内容と進め方) 【第2回】 租税の各論① (所得課税と消費課税など) 【第3回】 租税の各論② (資本課税、地方税の経済分析など) 【第4回】 租税の各論③ (供給の価格弾力性、固定資産税の経済分析、税の帰着など) 【第5回】 外部性と地方財政① (租税輸出論、重複課税と租税の外部性) 【第6回】 外部性と地方財政② (同時手番ゲームとナッシュ均衡) 【第7回】 外部性と地方財政③ (租税競争論について) 【第8回】 外部性と地方財政④ (スピルオーバー問題) 【第9回】 所得再分配機能と地方政府 (所得再分配政策と福祉移住、地方債の食い逃げなど) 【第10回】政府間財政移転の理論① (補助金の効果、税制調整と財源保障) 【第11回】政府間財政移転の理論② (逐次手番ゲームとナッシュ均衡) 【第12回】政府間財政移転の理論③ (補助金とソフトな予算制約など) 【第13回】政府間財政移転の理論④ (財政錯覚、等価定理とフライペーパー効果など) 【第14回】政府間財政格差 (財政余剰と個人の厚生、格差の計測など) 【第15回】2期の総括 |
成績評価の方法 | 原則として大学の定める定期試験期間中に実施される定期試験100%で評価する。 詳細はガイダンス資料に記載(要確認) |
フィードバックの内容 | 講義で扱った問題については、授業終了後およびWebClassメッセージ機能、Teams等を利用し質問などを受け付ける。 詳細は初回ガイダンス資料に記載(要確認) |
教科書 | |
指定図書 | |
参考書 | 『地方財政論入門』佐藤主光 新世社 2009 『入門地方財政論 第3版』林宏昭、橋本恭之 中央経済社 2014 |
教員からのお知らせ | 初回ガイダンス資料から事前にWebClassにアップロードする。 成績評価の詳細、および、資料の配布方法等については、ガイダンス資料に記載しているので、初回ガイダンスに出席できない場合は必ず資料をダウンロードして内容を確認すること。 |
オフィスアワー | 本授業に関する質問・相談は、授業終了後の教室内およびWebClassのメッセージ機能、Teams等を利用して行う。 なお、質問等は随時受付とする。受付た質問等は次回の講義日までに回答を行うものとする。 |
アクティブ・ラーニングの内容 | |
その他 | ●履修にあたっては、ミクロ経済学と財政学に関する基礎的な知識があると望ましい(または、基礎的な知識を得ようとする意欲があると望ましい)。 ●講義内容については、履修者の理解度に応じて、講義の順番や内容を変更する場合がある。 ●本授業は、対面授業を原則とする。 ●教科書は特に指定しない。必要に応じ、教員が用意した資料等の配布をWebClassにて行う。受講時にはWebClassからダウンロードした資料を持参して参加することが望ましい。 |