経済学部シラバス
2020年度(令和2年度)

Syllabus

地方財政論1

履修年度 2020
講義コード 11C0121601
科目名 地方財政論1
開講期 1期
担当者氏名 金田 美加
履修年次 3年生
単位数 2
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義
授業の目的 本講義は、地方財政の基本的な知識を習得し、わが国の地方政府の活動を論理的な視点で考えることができるようになることを目的とする。そのため、地方財政の基礎理論を学んでいく。
Ⅰ期は、地方財政の現状と役割、公共財の理論を中心に取り上げる。Ⅱ期は、租税による外部性と政府間補助金の理論を中心に取り上げる。講義では毎回資料の配布を予定する。講義では毎回資料の配布を共有ストレージで行う。
到達目標 主たる目標:地方財政に関する基礎力を身につけ、地方財政制度や機能・役割を理解できること
従たる目標:より深い研究を志すものは、そのきっかけが掴めるようになること
授業外学修内容・授業外学修時間数 各回に取り組んだ問題は必ず自分で解いて復習する、項目については語句説明文を作成する等の復習を行うこと。これら復習に要する時間を授業外修学時間とする。
特に将来、公務員試験などの受験に臨むことを視野に入れている場合は、通年で120時間以上を目安とした財政関連およびミクロ経済関連の授業外学修を行うことが望ましい。
授業計画 1期:地方財政論1と共通

【第1回】 1期ガイダンス (講義の内容と進め方)
【第2回】 公共財・地方公共財
【第3回】 地方財政の機能と役割① (地方分権化定理とティボー理論の概説)
【第4回】 地方財政の機能と役割② (権限の委譲と権能差など)
【第5回】 地方税原則と税源配分
【第6回】 国と地方の財政関係① (地方財政計画、国と地方のプライマリーバランスなど)
【第7回】 国と地方の財政関係② (補助金制度など)
【第8回】 地方税収の現状① (租税収入の現状比較)
【第9回】 地方税収の現状② (地方債、財政健全化法など)
【第10回】外部性の理論① (正の外部性と負の外部性)
【第11回】外部性の理論② (外部性の解決方法)
【第12回】公共財の理論① (公共財の最適配分)
【第13回】公共財の理論② (公共財供給メカニズム:リンダールメカニズムなど)
【第14回】公共財の理論③ (公共財供給メカニズム:中位投票者定理など)
【第15回】1期の総括


2期:地方財政論2と共通

【第16回(第1回)】 2期ガイダンス (講義の内容と進め方),
            1期の復習 (※通年履修の希望者に対し試験結果の返却)
【第17回(第2回)】 租税の各論① (所得課税と消費課税)
【第18回(第3回)】 租税の各論② (資本課税など)
【第19回(第4回)】 租税による外部性と地方財政① (租税の帰着と租税輸出論)
【第20回(第5回)】 租税による外部性と地方財政② (重複課税と租税の外部性)
【第21回(第6回)】 租税による外部性と地方財政③ (同時手番ゲームとナッシュ均衡)
【第22回(第7回)】 租税による外部性と地方財政④ (租税競争論について)
【第23回(第8回)】 租税による外部性と地方財政⑤ (スピルオーバー問題)
【第24回(第9回)】 所得再分配機能と地方政府 (所得再分配政策と福祉移住、地方債の食い逃げなど)
【第25回(第10回)】政府間財政移転の理論① (補助金の効果、税制調整と財源保障)
【第26回(第11回)】政府間財政移転の理論② (逐次手番ゲームとナッシュ均衡)
【第27回(第12回)】政府間財政移転の理論③ (補助金とソフトな予算制約など)
【第28回(第13回)】政府間財政移転の理論④ (財政錯覚、等価定理とフライペーパー効果など)
【第29回(第14回)】政府間財政格差 (財政余剰と個人の厚生、格差の計測など)
【第30回(第15回)】2期の総括
成績評価の方法 通年履修、半期履修とも定期試験(持ち込み不可)の結果のみ(100%)にて評価する。
(通年履修の場合は1期と2期の定期試験を両方とも受けること)
フィードバックの内容 講義で扱った問題については、講義内で問題解説をするなどのフィードバックを受講者に行う
教科書 『特に指定しない』
指定図書
参考書 『地方財政論入門』佐藤主光 新世社 2009
『入門地方財政論 第3版』林宏昭、橋本恭之 中央経済社 2014
教員からのお知らせ 成績評価の詳細、および、資料の配布方法・パスワード等については、ガイダンスにて説明を行うため、必ずガイダンスに出席すること。
オフィスアワー 本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応する。
その他 ●履修にあたっては、ミクロ経済学および財政学に関する基礎的な知識があると望ましい(または、基礎的な知識を得ようとする意欲があると望ましい)。
●授業は講義形式で行う。共有ストレージにて事前配布する資料を各自ダウンロードし持参することが望ましい。(教科書指定なし)
●講義内容については、履修者の理解度に応じて、講義の順番や内容を変更する場合がある。