経済学部シラバス
2020年度(令和2年度)

Syllabus

産業組織論

履修年度 2021
講義コード 11C0119101
科目名 産業組織論
開講期 2期
担当者氏名 渡部 真弘
履修年次 2年生
単位数 2
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義
授業の目的 不完全競争市場における経済主体の行動を分析する際に必要となる基本的概念を習得することを目的とする.

※本科目は2018年度~2020年度入学生の2年次以上向けの授業科目であるが,2015年度~2017年度入学生の3年次以上向けの授業科目「ゲーム理論2」との合同授業である.履修年次の低い方に内容を合わせるため,「産業組織論」に該当する内容を扱う.3年次・4年次の学生の履修は勧めない.
到達目標 (1)消費者行動や生産者行動に関する基礎的な知識を習得する.

(2)独占市場や寡占市場におけるプライステイカ―ではない企業の利潤最大化行動を分析するために必要とされる基礎的知識を習得する.

(3)基礎的な経済数学の知識を習得する.

(4)文字式を用いた理論的分析に習熟する.
授業外学修内容・授業外学修時間数 本科目では,講義内容を復習するための演習問題及びその解答に取り組むために,週に少なくとも4時間(計60時間以上)の自主的な学修が必要である.
授業計画 本科目では,消費者理論や生産者理論といった部分均衡分析の基礎的知識の習得に専念する.需要曲線,需要の価格弾力性,限界費用曲線,余剰などのミクロ経済学における基礎的知識を扱う.過去に実施した履修要件を確認するための試験結果をふまえて,1年次必修科目である数学基礎及び統計学基礎で扱われる内容を習得していないことを前提に講義を進める.数学に関する基礎知識に関する授業計画は明記せず,経済学の文脈に応じて適宜講義する.利潤最大化条件については,プライス・テイカーとプライス・メイカーの双方を想定した内容を扱う.







【第1回】ガイダンス,ミクロ経済学や数学に関する基礎的知識の確認



【第2回】~【7回】消費者行動:需要曲線,消費者余剰,需要の価格弾力性



【第8回】~【14回】生産者行動:供給曲線,費用の諸概念,利潤最大化条件



【第15回】まとめ







※各授業回の冒頭に,前回の内容に関する振り返り(Minute Paper,リアクションペーパー)に基づく補足説明を行う予定である.但し,縦軸と横軸を取り違えることなく,具体的な1次関数で与えられた需要曲線を正しく描くというような基礎的内容から始める必要があるため,授業計画は大幅に遅れる可能性がある.
成績評価の方法 評価割合は,振り返り(Minute Paper,リアクションペーパー)に基づく授業への取り組み姿勢20%,持ち帰り形式の学期末試験80%とする.

※昨年度までは授業回ごとに数問の演習課題の回収・採点を実施していたが,2021年度は演習問題に対する取り組みは成績評価の対象とはしない.その理由は,2021年度は本科目に対する履修登録者数に制限が設けられないため,履修する学生数が極端に多い場合は毎週回収する手書きの答案用紙を精査することが不可能となるためである.
フィードバックの内容 演習問題及び試験問題の模範解答・得点を配布する.授業に係る連絡や資料配布は,Microsoft Teamsを通じて行う.Microsoft Teamsのチームに参加するためのチームコードは,ポータルサイト上の「オンライン授業」の掲示板で確認すること.成績評価の対象である振り返り(Minute Paper,リアクションペーパー)はMicrosoft Formsを用いて実施する.授業回ごとに論点や質問を文章化したものを回収することで,理解が不十分であると判断される内容を授業時間内で補足する.
教科書
指定図書
参考書 『Intermediate Microeconomics: A Modern Approach』Hal R. Varian W.W. Norton & Company 2014
『Essential Mathematics for Economic Analysis, fifth edition』Knut Sydsaeter, Peter Hammond, Arne Strom, Andrés Carvajal Pearson 2016
教員からのお知らせ 例年通り,履修前提科目の内容を習得していないことを想定しているため,市販されている図書を紹介することが不可能である.従って,担当教員が配布する資料に基づいて講義を行う.演習問題は単語穴埋めや理解していない数式の丸暗記のような簡易なものではない.論理的思考力を高めたいという学生には本科目の履修を勧める.
オフィスアワー 研究室でのオフィスアワーは実施しない代わりに,本科目に関する質問はMicrosoft Teamsのチャット機能で受け付ける.
その他