経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)
Syllabus
産業組織論
履修年度 | 2023 |
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講義コード | 11C0119101 |
科目名 | 産業組織論 |
開講期 | 2期 |
担当者氏名 | 渡部 真弘 |
履修年次 | 2年生 |
単位数 | 2 |
校舎 | 品川キャンパス |
授業形態 | 講義 |
授業の目的 | 不完全競争市場における経済主体の行動を分析する際に必要となる基本的概念を習得することを目的とする.身近な価格改定の事例を取りあげながら,ミクロ経済学基礎(1年次配当科目)から産業組織論への橋渡しを行うことを目的とする. |
到達目標 | (1)需要の価格弾力性に関する基礎的な知識を習得する. (2)プライス・テイカ―ではない企業の利潤最大化行動を分析するために必要とされる基礎的知識を習得する. (3)1年次配当必修科目で扱われる数学(中学数学を含む)を用いた理論的分析に習熟する. |
授業外学修内容・授業外学修時間数 | 本科目では,反転授業の一環としての事前学習や講義内容を復習するための練習問題に取り組むために,週に少なくとも4時間(計60時間以上)の授業外学修が必要である. |
授業計画 | 【第1回】シラバスの確認,1年次配当必修科目で扱われる数学(中学数学を含む)及びミクロ経済学の習熟度を確認するための試験 【第2回】経済主体と市場形態の分類,需要曲線,需要量と価格の変化率 【第3回】需要の自己価格弾力性・交差価格弾力性(1) 【第4回】需要の自己価格弾力性・交差価格弾力性(2) 【第5回】需要の自己価格弾力性・交差価格弾力性(3) 【第6回】第3次価格差別,ラーナー指数(1) 【第7回】第3次価格差別,ラーナー指数(2) 【第8回】需要の価格弾力性と需要曲線の傾きの関係(1) 【第9回】需要の価格弾力性と需要曲線の傾きの関係(2) 【第10回】需要の価格弾力性と収入の関係,所有と経営の分離(1) 【第11回】需要の価格弾力性と収入の関係,所有と経営の分離(2) 【第12回】需要の価格弾力性と収入の関係,所有と経営の分離(3) 【第13回】独占企業の利潤最大化条件(1) 【第14回】独占企業の利潤最大化条件(2) 【第15回】まとめ 注意:随時,各種の1変数関数の性質,1変数関数の微分・積分に関する基礎的知識を用いる.他の教員の担当科目で扱う内容の補講は行わない. |
成績評価の方法 | 評価割合は,第1回に実施する1年次配当必修科目で扱われる数学(中学数学を含む)及びミクロ経済学の習熟度を確認するための試験10%,第2回以降の授業開始時に実施する小テスト40%,学期末試験50%とする. |
フィードバックの内容 | (1)授業第1回に実施する1年次配当必修科目で扱われる数学(中学数学を含む)及びミクロ経済学の習熟度を確認するための試験について,採点結果に対する講評を行う. (2)授業時間中に解説するスライド及び練習問題に基づいた小テストを授業開始時に実施する.答案を採点した後,理解が不十分であると判断される内容を授業時間内で補足する. (3)成績評価確定後,授業実施報告書を作成・配布する. |
教科書 | |
指定図書 | |
参考書 | 『レヴィット ミクロ経済学 基礎編』Austan Goolsbee, Steven Levitt, Chad Syverson 東洋経済新報社 2017 『レヴィット ミクロ経済学 発展編』Austan Goolsbee, Steven Levitt, Chad Syverson 東洋経済新報社 2018 |
教員からのお知らせ | 上記の授業計画に基づいて講義を進める.教科書は指定せず,担当教員が配布する資料に基づいて講義を行う.演習問題は単語穴埋めのような簡易なものではない.論理的思考力を高めたいという学生には本科目の履修を勧める.また,授業に係る連絡や資料配布は,Microsoft Teamsを通じて行う.Microsoft Teamsのチームに参加するためのチームコードを授業初回時に共有する. |
オフィスアワー | オフィスアワー:木曜日3時限,2号館516研究室 本科目に関する質問はMicrosoft Teamsのチャット機能で随時受け付ける. |
アクティブ・ラーニングの内容 | (1)反転授業:小テストに向けた事前学習用の練習問題に取り組むことが求められる.授業時間内において,事前学習内容の解説やより応用的な内容に取り組む. (2)教員からのフィードバックによる振り返り |
その他 |