経済学部シラバス
2022年度(令和4年度)
Syllabus
産業組織論
履修年度 | 2022 |
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講義コード | 11C0119101 |
科目名 | 産業組織論 |
開講期 | 2期 |
担当者氏名 | 渡部 真弘 |
履修年次 | 2年生 |
単位数 | 2 |
校舎 | 品川キャンパス |
授業形態 | 講義 |
授業の目的 | 不完全競争市場における経済主体の行動を分析する際に必要となる基本的概念を習得することを目的とする.身近な価格改定の事例を取りあげながら,ミクロ経済学基礎(1年次配当科目)から産業組織論への橋渡しを行うことを目的とする.但し,本学部カリキュラムにおけるミクロ経済学教育の進捗状況を総合的に判断し,独占・寡占市場といった産業組織論で議論される内容自体は扱わない. |
到達目標 | (1)需要の価格弾力性に関する基礎的な知識を習得する. (2)プライス・テイカ―ではない企業の利潤最大化行動を分析するために必要とされる基礎的知識を習得する. (3)文字式を用いた理論的分析に習熟する. |
授業外学修内容・授業外学修時間数 | 本科目では,反転授業の一環としての事前学習や講義内容を復習するための演習問題に取り組むために,週に少なくとも4時間(計60時間以上)の授業外学修が必要である. |
授業計画 | 【第1回】ミクロ経済学における産業組織論の位置づけ,シラバスの確認 【第2回】経済主体と市場形態の分類,需要曲線,需要の法則 【第3回】需要曲線の傾きの解釈,需要量や価格の変化分と変化率(1) 【第4回】需要曲線の傾きの解釈,需要量や価格の変化分と変化率(2) 【第5回】需要の(自己)価格弾力性(1) 【第6回】需要の(自己)価格弾力性(2) 【第7回】需要の交差価格弾力性(1) 【第8回】需要の交差価格弾力性(2) 【第9回】需要の価格弾力性と需要曲線の傾きの関係(1) 【第10回】需要の価格弾力性と需要曲線の傾きの関係(2) 【第11回】需要の価格弾力性と需要曲線の傾きの関係(3) 【第12回】需要の価格弾力性と収入の関係(1) 【第13回】需要の価格弾力性と収入の関係(2) 【第14回】需要の価格弾力性と収入の関係(3) 【第15回】まとめ |
成績評価の方法 | 評価割合は,演習問題50%,学期末試験50%とする. |
フィードバックの内容 | 演習問題の模範解答・得点を配布する.演習問題への解答内容を確認後,理解が不十分であると判断される内容を授業時間内に補足する. |
教科書 | |
指定図書 | |
参考書 | 『レヴィット ミクロ経済学 基礎編』Goolsbee, levitt and Syverson 東洋経済新報社 2017 |
教員からのお知らせ | 上記の授業計画に基づいて講義を進める.教科書は指定せず,担当教員が配布する資料に基づいて講義を行う.演習問題は単語穴埋めのような簡易なものではない.論理的思考力を高めたいという学生には本科目の履修を勧める.また,授業に係る連絡や資料配布は,Microsoft Teamsを通じて行う.Microsoft Teamsのチームに参加するためのチームコードを授業初回時に共有する. |
オフィスアワー | オフィスアワー:火曜日3時限,2号館516研究室 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,事前予約を必須とした上でオフィスアワーを実施する.本科目に関する質問はMicrosoft Teamsのチャット機能で随時受け付ける. |
アクティブ・ラーニングの内容 | 反転授業:一部の授業回では事前学習用の動画や演習問題に取り組むことが求められる.授業時間内(対面授業中)において,事前学習内容の解説やより応用的な内容に取り組む. |
その他 | Academic Integrity:盗作や剽窃は当然であるが,学期末試験に限らず,成績評価の対象となる演習問題においても,答案の共有や代筆等は恥ずべき行為であると認識して下さい.あらゆる課題に対して,厳粛な態度で臨んで下さい. |