経済学部シラバス
2022年度(令和4年度)

Syllabus

ゲーム理論

履修年度 2022
講義コード 11C0119001
科目名 ゲーム理論
開講期 1期
担当者氏名 渡部 真弘
履修年次 2年生
単位数 2
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義
授業の目的 古典的な完全競争市場の議論では扱われなかった個々の経済主体の行動を分析する視点を養うことを目的とする.本科目は,企業のマーケティング戦略の分析に用いられる非協力ゲーム理論への導入科目として位置付けられる.
到達目標 (1)非協力ゲーム理論に関する基本的知識を習得する.

(2)現実に観察される経済・社会の諸問題を,ゲーム理論的視点から分析する能力を身に付ける.

(3)文字式を用いた理論的分析に習熟する.
授業外学修内容・授業外学修時間数 本科目では,反転授業の一環としての事前学習や講義内容を復習するための演習問題に取り組むために,週に少なくとも4時間(計60時間以上)の授業外学修が必要である.
授業計画 本科目では,最適反応やナッシュ均衡といった非協力ゲーム理論の基礎的概念を確認した後,様々な経済・社会問題に対する洞察力を培うために,オークションを事例として弱く支配される戦略を含まないナッシュ均衡の性質を市場設計(マーケット・デザイン)の観点から考察する.



【第1回】ミクロ経済学におけるゲーム理論の位置づけ,シラバスの確認

【第2回】標準型表現の構成要素

【第3回】囚人のジレンマ

【第4回】最適反応の考え方

【第5回】ナッシュ均衡の考え方(1)

【第6回】ナッシュ均衡の考え方(2)

【第7回】支配される戦略の逐次的消去(1)

【第8回】支配される戦略の逐次的消去(2)

【第9回】支配される戦略の逐次的消去(3)

【第10回】弱く支配される戦略を含まないナッシュ均衡(1)

【第11回】弱く支配される戦略を含まないナッシュ均衡(2)

【第12回】弱く支配される戦略を含まないナッシュ均衡(3)

【第13回】弱く支配される戦略を含まないナッシュ均衡(4)

【第14回】弱く支配される戦略を含まないナッシュ均衡(5)

【第15回】まとめ
成績評価の方法 評価割合は,演習問題50%,学期末試験50%とする.
フィードバックの内容 演習問題の模範解答・得点を配布する.演習問題への解答内容を確認後,理解が不十分であると判断される内容を授業時間内で補足する.
教科書
指定図書
参考書 『An Introduction to Game Theory』Martin J. Osborne Oxford University Press 2009
『Game Theory, 2nd edition』Michael Maschler, Eilon Solan, Shmuel Zamir Cambridge University Press 2020
『ゼミナール ゲーム理論入門』渡辺 隆裕 日本経済新聞出版社 2008
教員からのお知らせ 上記の授業計画に基づいて講義を進める.教科書は指定せず,担当教員が配布する資料に基づいて講義を行う.演習問題は単語穴埋めのような簡易なものではない.論理的思考力を高めたいという学生には本科目の履修を勧める.また,授業に係る連絡や資料配布は,Microsoft Teamsを通じて行う.Microsoft Teamsのチームに参加するためのチームコードを授業初回のガイダンス時に共有する.
オフィスアワー オフィスアワー:火曜日3時限,2号館516研究室

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,事前予約を必須とした上でオフィスアワーを実施する.本科目に関する質問はMicrosoft Teamsのチャット機能で随時受け付ける.
アクティブ・ラーニングの内容 反転授業:一部の授業回では事前学習用の動画や演習問題に取り組むことが求められる.授業時間内(対面授業中)において,事前学習内容の解説やより応用的な内容に取り組む.
その他 Academic Integrity:盗作や剽窃は当然であるが,学期末試験に限らず,成績評価の対象となる演習問題においても,答案の共有や代筆等は恥ずべき行為であると認識して下さい.あらゆる課題に対して,厳粛な態度で臨んで下さい.