経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)
Syllabus
多国籍企業論1/特殊講義〈多国籍企業論A〉
履修年度 | 2023 |
---|---|
講義コード | 11C0117701 |
科目名 | 多国籍企業論1/特殊講義〈多国籍企業論A〉 |
開講期 | 1期 |
担当者氏名 | 芹田 浩司 |
履修年次 | 2年生 |
単位数 | 2 |
校舎 | 品川キャンパス |
授業形態 | 講義 |
授業の目的 | 近年、経済活動のグローバル化の流れを受け、国境の枠を超えて活動する多国籍企業の戦略や論理に注目する必要性は益々高まっていると考えられるが、本授業は、現代のグローバル化を主導するこの多国籍企業に焦点を当て、主要国である米国や日本の多国籍企業の生産システム等の特徴等について学習し、今日の世界経済の中心的存在である多国籍企業及びそれを巡る諸問題について理解を深めることを目的とする。 |
到達目標 | 先進工業国を中心とする世界各国の企業(多国籍企業)戦略や産業(製造業を中心とする産業)について深く学ぶことを通じて、世界経済(産業)についての知見を深めることができるとともに、社会人になってからも役に立つビジネス等に関する知識を得ることができる。 |
授業外学修内容・授業外学修時間数 | テキスト(配布プリント)については毎回復習してくること(分からない用語や概念等についてはそのままにせず、自分でも積極的に調べること)。また企業・産業面を中心に新聞にも目を通してくること。なお、授業外学修時間については60時間以上とする。 |
授業計画 | 【第1回】 イントロダクション 【第2回】 1970年代末以降における世界経済構造の変化と産業再編(1) 【第3回】 1970年代末以降における世界経済構造の変化と産業再編(2) 【第4回】 経済自由化・グローバル化と地域経済統合(グローバリゼーションとリージョナリズム) 【第5回】 メガ・コンペティション時代における企業 【第6回】 地球環境問題と企業 【第7回】 ハイマーの「優位性」命題 【第8回】 バーノンの「プロダクト・サイクル」理論 【第9回】 内部化理論と折衷アプローチ 【第10回】 ポーター等による「産業クラスター」論 【第11回】 グローバル・バリュー・チェーン分析 【第12回】 日・米多国籍企業の生産・経営システムとその比較(1) 【第13回】 日・米多国籍企業の生産・経営システムとその比較(2) 【第14回】 日・米多国籍企業の生産・経営システムとその比較(3) 【第15回】 まとめ |
成績評価の方法 | 毎回課題を出すが、その課題の提出状況や内容等によって評価を行う(100%)。 |
フィードバックの内容 | 毎回課される課題等において、補足やフィードバックが必要と考えられる場合、次の授業において、補足説明やフィードバックを行う。またオンライン (掲示板等) にて随時、質問等を受け付け、フィードバックを行う。 |
教科書 | |
指定図書 | |
参考書 | 『トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして』大野耐一 ダイヤモンド社 1978 『多国籍企業論』S.ハイマー,宮崎義一(編訳) 岩波書店 1979 『日本的経営・生産システムとアメリカ―システムの国際移転とハイブリッド化』安保 哲夫(編著) ミネルヴァ書房 1999 『国際経営論への招待』吉原英樹編 有斐閣ブックス 2002 『国際経営講義―多国籍企業とグローバル資本主義』ジェフリー・ジョーンズ(著),安室憲一, 梅野巨利(翻訳) 有斐閣 2007 『トヨタ生産方式の原点』大野耐一 日本能率協会マネジメントセンター 2014 |
教員からのお知らせ | 教科書については特に使用せず、私の執筆による資料等を配布する形で進めます。また参考文献等についても適宜紹介します。 |
オフィスアワー | 本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。 |
アクティブ・ラーニングの内容 | -教 員 か ら の フ ィ ー ド バ ッ ク に よ る 振 り 返 り -能 動 的 な 授 業 外 学 習 |
その他 |