経済学部シラバス
2022年度(令和4年度)

Syllabus

農業経済学2

履修年度 2022
講義コード 11C0117301
科目名 農業経済学2
開講期 2期
担当者氏名 北原 克宣
履修年次 2年生
単位数 2
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義
授業の目的  農業経済学は、現代の農業・食料問題がどのようなかたちで表面化しているのか、その発生メカニズムはどうなっているのか、今後の解決策などについて研究する分野である。本講義では、「農業経済学1」で学ぶ基礎理論を踏まえ、農業・食料政策について学ぶことを目的とする。
到達目標  本講義の到達目標は、次のような能力を養うことである。①農業・食料問題の時事問題について説明できる、②農業・食料問題について歴史具体的に説明できる、③食料・農業政策について説明できる。
授業外学修内容・授業外学修時間数 毎回、授業前1週間の社会経済の動きと農業・食料問題のニュースをチェックするとともに、授業中に紹介した書籍に必ず目を通し、60時間以上の授業外学習を行うこと。
授業計画 【第1回】現代の農業・食料政策の課題

【第2回】農業問題の発生と農業政策-農業・食料政策はなぜ必要になったか―

【第3回】戦前日本資本主義における農業・食糧政策

【第4回】戦後日本資本主義における農業・食糧政策―食糧増産政策から基本法農政まで―

【第5回】戦後日本資本主義における農業・食料政策―食糧増産政策から基本方農政まで(その2)―

【第6回】戦後日本資本主義における農業・食料政策―総合農政からグローバル化農政まで―

【第7回】現代資本主義における農業・食料政策-グローバル化農政・第II期-

【第8回】現代資本主義における農業・食料政策-グローバル化農政・第II期(その2)-

【第9回】現代資本主義における農業・食料政策-グローバル化農政・第II期(その3)-

【第10回】農業協同組合の役割と課題-その1-

【第11回】農業協同組合の役割と課題-その2-

【第12回】農業協同組合の役割と課題-その3-

【第13回】食品の安全性に関する政策-食品表示-

【第14回】食品の安全性に関する政策-トレーサビリティ-

【第15回】食品の安全性に関するせいさく-HACCPとGAP-
成績評価の方法 期末試験(100%)
フィードバックの内容 リアクションペーパーに対するフィードバックを翌週の授業内にて行う。
教科書
指定図書 『再生産構造と地代理論』姜昌周 青木書店 1993
『現代資本主義と農業再編の課題』保志恂 ほか 御茶の水書房 1999
『現代日本資本主義における農業問題』上原信博 御茶の水書房 1997
『アグリビジネス論』中野一新編 有斐閣 1998
『現代の経済政策』田代洋一ほか 有斐閣 2006
『農業問題入門』田代洋一 大月書店 2003
『日本の農地 : 所有と制度の略史』島本富夫 全国農業会議所 2003
『農業・食料問題入門』田代洋一 大月書店 2012年
『多国籍アグリビジネスと農業・食料支配』北原克宣・安藤光義編 明石書店 2016年
参考書
教員からのお知らせ 現代の農業は工業化され、大量生産を可能にした反面、環境問題や食品の安全性問題を引き起こしつつあります。このような問題に関心を持つ方の受講をお待ちしております。
オフィスアワー 本授業に関する質問・相談等は随時受け付けます。

Teamsのチャットでも受け付けます。
アクティブ・ラーニングの内容
その他