経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)

Syllabus

金融史2/金融史B

履修年度 2023
講義コード 11C0117101
科目名 金融史2/金融史B
開講期 2期
担当者氏名 佐藤 有史
履修年次 2年生
単位数 2
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義
授業の目的 1学期の金融史1の授業を前提として、2学期は、1870年代の国際金本位制の確立以降の金融の理論と制度の発展を取り扱う。イングランド銀行を基軸に転換してきた通貨、信用、銀行、公債の拡張は、20世紀に入り第1次世界大戦が終わるや、アメリカの連邦準備制度を中心に展開される。そうした過程における金融の理論と制度の対立史をひも解き、今日に至る経緯を講義する。
到達目標 この講義を通じて受講者が、近代経済における金融の仕組みの基礎を理解するのみならず、経済学における金融の位置づけとその重要性とについての理解を深められるようになることを、授業の目標とする。
授業外学修内容・授業外学修時間数 授業の講義資料など(事前に共有ホルダーなどにアップ予定)を読み、予習・復習をすること。経済学の基礎的な理論(標準的なマクロ理論や基礎的なマルクス経済学など)の参照などが必要となることがある。また、世界史的事実について、各自が自ら調べる必要もあるかもしれない。授業外学習時間は60時間以上を目安とする。
授業計画 【第1回】1学期の復習と1870年代における国際金本位制の確立

【第2回】アメリカの金融理論(1):複本位主義と数量説

【第3回】アメリカの金融理論(2):ラフリンとフィッシャー

【第4回】ケインズ革命の前夜:クヌート・ヴィクセルの金融理論

【第5回】連邦準備制度(FRB)の創設とアメリカ大恐慌

【第6回】フィッシャーのリフレ理論再考

【第7回】ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』(1936年)

【第8回】『一般理論』と流動性選好理論

【第9回】『一般理論』とフィリップス曲線

【第10回】ミルトン・フリードマンとマネタリズム

【第11回】フリードマンと自然失業率

【第12回】中央銀行論の現在(1):ルールと裁量、時間不整合問題

【第13回】中央銀行論の現在(2):Credit View対Monetary View, FRB View対BIS View

【第14回】中央銀行論の現在(3):シカゴの銀行改革論、CBDCの行方

【第15回】中央銀行の未来について
成績評価の方法 期末テスト80%、授業中に実施する小テスト20%
フィードバックの内容 授業内小テスト等に対する講評を翌週授業内にて行う。
教科書
指定図書
参考書
教員からのお知らせ 教科書は使用しません。授業用教材資料は共有ホルダーなどWeb上にアップしておきますので、それをダウンロードして教科書として使用するようにしてください。参考図書は授業中に指示します。
オフィスアワー 本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。
アクティブ・ラーニングの内容 教員からのフィードバックによる振り返り
その他 私語は他の学生の学習する権利を侵害するものです。厳に慎んでください。