経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)
Syllabus
現代資本主義論2
履修年度 | 2023 |
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講義コード | 11C0116801 |
科目名 | 現代資本主義論2 |
開講期 | 2期 |
担当者氏名 | 深澤 竜人 |
履修年次 | 2年生 |
単位数 | 2 |
校舎 | 品川キャンパス |
授業形態 | 講義 |
授業の目的 | 本講義では現代資本主義論Ⅰや1年時のマルクス経済学基礎を受けて、日本経済におけるその実態や諸相を把握していくことを目的とする。つまりは現代資本主義論Ⅰのさらに具体的な状況やその詳細を、我々の住む日本経済において改めて確認していくことを目的にしている。Ⅰでは現代資本主義について歴史的展開や概論的なことを把握したが、Ⅱにおいてはその詳細と具体的側面の追究が本講義の目的となる。 |
到達目標 | 上記でも述べたように、本講義では我々の住む現代資本主義のそれも日本経済における実態的追究を把握することが到達目標となる。それをマクロ的に、家計、企業、政策、その他各側面について言及していく。これらに関しての全般的理解への到達が本講義の最終目標となる。 |
授業外学修内容・授業外学修時間数 | 講義は板書で行っていくため、その復習を自身で興味ある様々な文献(特には下記の「参考書」)で補っていくとよいです。 この授業は60時間以上の授業外学修を必要とします。 |
授業計画 | 【第1回】ガイダンス 試験・出席・レポート等々に関して 本講義の全体内容 【第2回】現代資本主義と日本の家計Ⅰ 消費性向 貯蓄率 エンゲル係数 シュワーベ係数 【第3回】現代資本主義と日本の家計Ⅱ 金融機関と預入の金利・利息他 【第4回】現代資本主義と日本の家計Ⅲ 金融機関と借入のリスク他 【第5回】現代資本主義と日本の家計Ⅳ 日本と各国と比較する 貯蓄率・分配率・労働時間 【第6回】現代資本主義と日本の企業Ⅰ 株式会社とは何か 株主総会の実相 【第7回】現代資本主義と日本の企業Ⅱ 株式による企業の支配・買収 【第8回】現代資本主義と日本の企業Ⅲ 株式投資論 株価変動の論理 【第9回】現代資本主義と日本の企業Ⅳ 大企業の支配体制 政治との関わり 【第10回】マルクス経済学から見た現代日本資本主義 国家独占資本主義(政官財の癒着) 【第11回】現代資本主義と景気変動 理論と統計と日本経済での現況 【第12回】現代日本資本主義と経済政策Ⅰ 格差社会 貧困化・低所得化 【第13回】現代日本資本主義と経済政策Ⅱ 特に食料自給率と農業・食料政策に関して 【第14回】現代資本主義の新しい問題 格差社会や環境問題による新自由主義の転換 【第15回】現代日本資本主義と経済政策Ⅲ 日本資本主義の来年度予算 *講義内容は必要に応じて変更する場合があります。 |
成績評価の方法 | コロナの状況や実際の受講人数を見てから決めていましたが、現時点では普段点(50%)、レポート・試験(50%)としておきます。 |
フィードバックの内容 | 毎回リアクションペーパーを書いてもらい、間違った理解や質問には次回返信していく形態をとっていました。 |
教科書 | |
指定図書 | 『現代社会経済学』北村洋基 北村洋基 2013 『マルクス経済学簡易入門』深澤竜人 丸善雄松堂 2020 |
参考書 | 『現代社会経済学』北村洋基 北村洋基 2013 『マルクス経済学簡易入門』深澤竜人 丸善雄松堂 2020 |
教員からのお知らせ | 通常は講義が一方通行にならないように、マイクを皆さんにお預けしまして、対話形式で行なっております。この点を了解しておいてください。 |
オフィスアワー | 本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応していました。 |
アクティブ・ラーニングの内容 | |
その他 |