経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)
Syllabus
統計学
履修年度 | 2023 |
---|---|
講義コード | 11C0116102 |
科目名 | 統計学 |
開講期 | 1期 |
担当者氏名 | 虞 朝聞 |
履修年次 | 2年生 |
単位数 | 2 |
校舎 | 品川キャンパス |
授業形態 | 講義 |
授業の目的 | データ解析の方法を研究する学問である統計学の中でも,データ(標本)の背後に確率モデル(母集団)があることを想定し,標本を分析することによって,母集団の平均値や分散などの特性値を推定したり,母集団の確率分布を定めるパラメータに関する仮説の正誤を判定する,いわゆる「統計的推測」について学習することを本授業の目的とする. |
到達目標 | 点推定,区間推定,仮説検定について,概念として正確に理解し,また実際に,母集団の平均に関する点推定や区間推定,仮説検定を自ら行うことができるようになることを到達目標とする. |
授業外学修内容・授業外学修時間数 | 60時間以上の授業外学習を行うこと.授業外学習では,課せられた小レポートの問題を解き,次回の学習内容について,教科書の該当する箇所を読んでくること. |
授業計画 | 【第1回】ガイダンス 【第2回】多次元の確率分布(1) (共分散,相関係数,確率変数の独立性) 【第3回】多次元の確率分布(2) (独立な確率変数の和の平均値と分散) 【第4回】 標本分布(1) (無作為標本,統計量,標本分布,観測値の和および平均の分布) 【第5回】 標本分布(2) (大数の法則,中心極限定理) 【第6回】 推定(1) (標準偏差が既知の場合の平均値の推定(正規分布に基づく推定)) 【第7回】 推定(2) (標準偏差が未知の場合の平均値の推定(t分布に基づく推定)) 【第8回】 推定(3) (分散,標準偏差の推定(カイ二乗分布に基づく推定),比率の推定) 【第9回】 推定(4) (分散が既知の場合の平均値の差の推定) 【第10回】推定(5) (分散が未知の場合の平均値の推定,比率の差の推定) 【第11回】仮説検定(1) (標準偏差が既知の場合の平均値の検定(正規分布に基づく検定)) 【第12回】仮説検定(2) (標準偏差が未知の場合の平均値の検定(t検定)) 【第13回】仮説検定(3) (比率の検定) 【第14回】仮説検定(4) (平均値の差の検定,比率の差の検定) 【第15回】仮説検定(5) (適合度検定,分割表の検定) |
成績評価の方法 | 毎回課される小レポート(30%)と期末試験(70%)による. |
フィードバックの内容 | 毎回の小レポートの解説を次の授業の冒頭で行う.また,期末試験の解答のアップロードと採点結果の返却についても,Teamsなどを用いて行う. |
教科書 | 『統計解析入門 [第3版]』篠崎信雄・竹内秀一 サイエンス社 2021 |
指定図書 | |
参考書 | |
教員からのお知らせ | |
オフィスアワー | 木曜日1限をオフィスアワーの時間とする. |
アクティブ・ラーニングの内容 | 教員からのフィードバックによる振り返りとして,毎授業で課している小レポートについては,必ず次回の授業の初めに解説を行い,また実際に提出された小レポートの答案から,間違いやすい点,補足説明が必要な点がある判断される場合には,その項目についても解説する. |
その他 | 「統計学基礎」と同じ教科書を用い,その続きの内容の授業なので,「統計学基礎」の単位を取得済みであることが望ましい. |