経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)
Syllabus
環境経済学1
履修年度 | 2023 |
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講義コード | 11C0112601 |
科目名 | 環境経済学1 |
開講期 | 1期 |
担当者氏名 | 宮岡 暁 |
履修年次 | 3年生 |
単位数 | 2 |
校舎 | 品川キャンパス |
授業形態 | 講義 |
授業の目的 | 環境経済学は、経済学の視点から環境問題の発生メカニズムを明らかにし、環境問題を解決するための有効な政策手段を提示することを目的とする学問です。第1期の「環境経済学1」では、市場経済において環境問題が発生するメカニズム(外部性)と、それを解決するための代表的な政策手段(環境税、排出量取引、環境ラベルなど)の基礎理論について学修します。 |
到達目標 | ①市場経済において環境問題が発生するメカニズム(外部性)について説明できる ②環境政策の導入によって環境問題が解決されるメカニズムについて説明できる |
授業外学修内容・授業外学修時間数 | この科目では、60時間以上の授業外学修を行って下さい。予習は必要としませんが、復習をしっかりと行うことが大切です。毎回の授業では、その回の内容を復習するための課題(要提出)を出題するので、しっかりと取り組むようにしてください。 |
授業計画 | 【第1回】 ガイダンス 【第2回】 環境問題と環境政策の歴史的変遷 【第3回】 ミクロ経済学の復習:需要曲線と供給曲線 【第4回】 外部性と市場の失敗 【第5回】 外部性の内部化 【第6回】 企業の限界削減費用 【第7回】 直接交渉とコースの定理 【第8回】 直接規制 【第9回】 環境税 【第10回】 環境補助金 【第11回】 排出量取引 【第12回】 環境税と排出量取引の実際 【第13回】 情報的手法 【第14回】 環境政策と研究開発 【第15回】 まとめ |
成績評価の方法 | 課題(約30%)+期末試験(約70%)で評価します。 |
フィードバックの内容 | 課題の解答例を〆切後に掲示するとともに、講評を翌週授業内に行います。 |
教科書 | |
指定図書 | |
参考書 | 『環境経済学をつかむ 第4版』栗山浩一/馬奈木俊介 有斐閣 2020年 『環境経済学入門講義 [増補版]』浜本光紹 創成社 2021年 『コア・テキスト 環境経済学』一方井誠治 新世社 2018年 『環境経済学の第一歩』大沼あゆみ/柘植隆宏 有斐閣 2021年 『環境経済学入門』ニック・ハンレー/ジェイソン・ショグレン/ベン・ホワイト 昭和堂 2021年 |
教員からのお知らせ | この授業では特定の教科書は使用しません。 配布資料や連絡事項については、Microsoft Teamsのアプリを利用して掲示する予定です。 詳細については初回の授業で説明します。 |
オフィスアワー | 本授業に関する質問・相談は、下記の方法で受け付けます: 〇学部学科にて定めるオフィスアワー 〇メール(宛先は授業内で指示します) 〇Microsoft Teamsのチャット機能 |
アクティブ・ラーニングの内容 | 教員からのフィードバックによる振り返り |
その他 | ①主に「ミクロ経済学基礎」での学修内容をベースとした授業になります。したがって、「ミクロ経済学基礎」の単位を修得済みであることが望ましいです。ただし、授業内でも必要に応じて復習を行います。 ②環境経済学の研究分野の一つに「環境評価」があります。「環境経済学2」で取り上げる予定ですが、より詳細に学びたい人は「環境経済評価法」の授業を履修することをオススメします。 |