経済学部シラバス
2022年度(令和4年度)

Syllabus

マクロ経済学A〈週2回授業〉

履修年度 2022
講義コード 11C0110701
科目名 マクロ経済学A〈週2回授業〉
開講期 2期
担当者氏名 慶田 昌之
履修年次 2年生
単位数 4
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義・演習
授業の目的  マクロ経済学は、個別の経済活動を集計した一国経済全体の変動を解き明かす経済学の一分野である。マクロ経済学は、ミクロ経済学と並んで経済学の二大基礎理論を構成しており、そこで学んだ考え方は他のさまざまな応用科目で頻繁に用いられる。

 この講義では、『マクロ経済学基礎』で学んだマクロ経済学の初歩をやや掘り下げながら、マクロ経済学の基礎理論を学ぶ。GDPの詳しい概念からはじめて、財市場および資産市場(金融市場)においてマクロ経済の重要な変数であるGDPと利子率がどのように決まるかを考察する。このような基礎理論を踏まえると、不況対策としての財政政策や金融政策がどのように効果を発揮するかを理解することができるようになる。
到達目標 ・GDPとは何かを説明できる。

・マクロ経済における金融政策と財政政策の効果を説明できる。

・マクロ経済学の理論を用いて新聞の経済記事を説明できる。
授業外学修内容・授業外学修時間数 【授業外学習】

各回の授業で扱う項目について,教科書の該当箇所を読んでくること。授業の進行に応じて,別途与える演習問題を解きながら復習すること。授業外に計120時間以上の学修を行うこと。
授業計画 【第 1 回】 マクロ経済学とは何か

【第 2 回】 国民所得統計:GDPとは何か

【第 3 回】 国民所得統計:三面等価

【第 4 回】 国民所得統計:名目GDPと実質GDP

【第 5 回】 国民所得統計:貯蓄・投資バランス

【第 6 回】 第1章練習問題の解説

【第 7 回】 GDPの決定:有効需要の原理〜消費関数

【第 8 回】 GDPの決定:財市場の均衡

【第 9 回】 GDPの決定:乗数理論(その1)

【第10回】 GDPの決定:乗数理論(その2)

【第11回】 第2章練習問題の解説

【第12回】 資産市場:資産の特性〜貨幣

【第13回】 資産市場:債券価格と利子率

【第14回】 資産市場:資産市場の均衡

【第15回】 第3章練習問題の解説







【第16回】 中間試験(予定)

【第17回】 IS/LMモデル:貨幣市場の均衡−LM曲線

【第18回】 IS/LMモデル:財市場の均衡−IS曲線

【第19回】 IS/LMモデル:貨幣市場と財市場の同時均衡〜財政政策

【第20回】 IS/LMモデル:金融政策

【第21回】 第4章練習問題の解説

【第22回】 失業とインフレ/デフレ:失業率

【第23回】 失業とインフレ/デフレ:所得分配

【第24回】 失業とインフレ/デフレ:インフレーション/デフレーション(その1)

【第25回】 失業とインフレ/デフレ:インフレーション/デフレーション(その2)

【第26回】 第6章練習問題の解説

【第27回】 新古典派マクロ経済学:ケインズ経済学と新古典派経済学

【第28回】 新古典派マクロ経済学:財政政策の効果と貨幣数量説

【第29回】 新古典派マクロ経済学:マネタリズム〜リアル・ビジネス・サイクル理論

【第30回】 第7章練習問題の解説
成績評価の方法 中間試験および期末試験の結果による。
フィードバックの内容
教科書 『マクロ経済学(第4版)』吉川洋 岩波書店 2017年
指定図書
参考書
教員からのお知らせ 『マクロ経済学基礎』の単位を修得済みであることが望ましい。
オフィスアワー 本授業に関する質問・相談は,学部学科にて定めるオフィスアワーにて受け付けます.
アクティブ・ラーニングの内容
その他 この授業は週2回の授業である。

中間試験の日程は、授業内で告知する。

学籍番号によるクラス指定有。詳細は時間割およびガイダンス資料を確認すること。