経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)

Syllabus

経済史1A/経済史A

履修年度 2023
講義コード 11C0110301
科目名 経済史1A/経済史A
開講期 2期
担当者氏名 平 伊佐雄
履修年次 1年生
単位数 2
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義
授業の目的 本講義は、歴史研究の方法を用い、経済事象のあり方や表面には現れてこない部分、そして、その影響力を経済社会の特徴として捉え、解説する。過去の出来事についても、ただ事象や事件を知るだけではなく、各事柄の現代的意義を考察し、理解することが重要である。
到達目標 各回のテーマ(歴史分析)が、私たちの現在の仕組みとどの関連しているのか(連続があるのか、また、変化し断絶しているのかなど)を、地域的な差異や共通性なども考慮した上で、説明できるようになる。
授業外学修内容・授業外学修時間数 各回の講義を受講するにあたり、各自、授業外学修として4時間(計60時間)以上、予習と講義後の復習をネット配信しているテキスト・資料などを利用して行うこと。
授業計画 【第1回】経済史研究の視角と方法

【第2回】経済史研究の歴史

【第3回】交換と贈与

【第4回】境界、山、市場―異人論再考―

【第5回】アジ-ル・縁・無縁

【第6回】人の暮らしと河川―境界論再考―

【第7回】砂糖の伝搬

【第8回】塩と人

【第9回】個と自由

【第10回】市民社会の特徴とは

【第11回】銀で結ばれた世界

【第12回】金融取引の知恵

【第13回】身分制社会における人々と社会変化

【第14回】読み書きそろばんの意味

【第15回】バブルの経験
成績評価の方法 講義(期間)中の小テスト(レポート形式の筆記試験100%)をもって評価する。
フィードバックの内容 講義中に学生に課した小テスト、学生から出された質問などについて解題し、フィードバックを行う。
教科書
指定図書 『贈与論』モース 岩波書店 2014
『境界の発生』赤坂憲雄 講談社 2002
『異人論序説』赤坂憲雄 筑摩書房 1992
『異人論』小松和彦 筑摩書房 1995
『異人その他』大林太良 岩波書店 1994
『沈黙交易』グリアスン ハーベスト社 1997
『西太平洋の遠洋航海者』マリノフスキ 講談社 2010
『森と川』池上俊一 刀水書房 2010
『武士の家計簿』磯田道史 新潮社 2003
『猪山直之日記』石崎建治 時鐘舎 2010
参考書
教員からのお知らせ 講義の資料はネット上のフォルダーに格納しておきます。反転学習のための準備に利用してください(期間限定)。講義内容と成績評価方法は、学生の受講態度や理解度に応じて変更があり得ます。
オフィスアワー 本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーやe-mailにて受付けます。
アクティブ・ラーニングの内容 資料を前もって学生に提示する反転授業や講義中の学生課題へのフィードバック、講義内容に関する学生の質問に対する回答、意見共有も行っている。
その他