経済学部シラバス
2020年度(令和2年度)

Syllabus

経済史基礎B

履修年度 2020
講義コード 11C0110202
科目名 経済史基礎B
開講期 1期
担当者氏名 平 伊佐雄
履修年次 1年生
単位数 2
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義
授業の目的 現在は情報にあふれている社会である。何か経済史の重要事項について、手元にある携帯電話からネット検索すれば、さまざまな情報が手に入るだろう。しかし、それらの情報は、信頼に値するものなのだろうか。情報に対する判断力を培っておかなければ、不確かな情報によって振り回されかねない。歴史の研究は、史料を根拠としている。その史料の正確性も判断しなければならない。また、現在は過去との何らかの繋がりを有している。その由縁や関連がシステマチックになっていれば、対象を理解しやすいし、その行動も予測できる。過去の知識が有るのと無いのとでは、現在を見る目も異なるのである。本講義は、経済の仕組みを過去の出来事から学ぶことを目的とするものである。
到達目標 世界のさまざまな地域の経済や社会が、どのような経緯をたどって今日の姿になったのかを理解し、歴史的視点から考察が出来るようになる。
授業外学修内容・授業外学修時間数 各回の講義を受講するにあたり、各自、授業外学修として4時間(計60時間)の予習を行うこと。
授業計画 【第1回】 経済史では何を学ぶか
 経済史を学ぶ意味、経済史研究の現状―グローバルヒストリーと経済史―を考える
【第2回】 人口と経済
 人口の理論、世界人口の変遷、歴史人口学を学ぶ
【第3回】 農業と人びとの暮らし
 荘園制度と農村社会、農民の暮らしと農業技術、農業の発展と経済発展の関係を探る
【第4回】 農村社会と都市社会
 農村社会と都市社会の違い、ヨーロッパとアジアの都市の歴史を考える
【第5回】 宗教と経済
 宗教と経済活動との関わり、生活の中の宗教、宗教と資本主義との関係を考える
【第6回】 市場の広がりと貨幣
 貨幣の歴史、貨幣と市場の関係、銀行業の展開を学ぶ
【第7回】 中国の経済と技術
 中国の歴史、経済と思想、発明や技術を学ぶ
【第8回】 大航海時代
 大航海時代の始まりとヨーロッパ社会、航海技術、ルネサンス以降の科学の発展、アメリカ大陸との関係を学ぶ
【第9回】 イギリス産業革命
 イギリスのおける産業の変化、新エネルギーの展開、産業革命の影響を考える
【第10回】 日本近世社会の発展から近代社会へ
 日本の近世の産業、幕末、開港による社会と経済の変化、明治期の産業の発展について学ぶ
【第11回】 アメリカの発展
  植民地時代の経済状況、独立後の経済発展、南北戦争と工業化、アメリカの経済成長について学ぶ
【第12回】 戦争と技術発展
 技術の発展と兵器の開発、国家予算との関係、戦争において重要な物資―食料問題―を考える
【第13回】 疾病と開発
 疫病と人間社会との関係、疫病が国家や都市に与えた影響、日本における疫病と社会について学ぶ
【第14回】 資本主義と社会主義
 資本主義社会と成立と社会主義社会の出現、資本主義の問題点と社会主義・共産主義の問題点を考える
【第15回】 情報の発達と産業の変化――現代に生きる私たちの暮らし
 現在の私たちの暮らしの変化、情報化と新産業の登場、これから望まれる経済社会を考える
成績評価の方法 講義中の小レポートや定期試験で評価する。
フィードバックの内容 講義中の小レポートの講評などを行う。
教科書
指定図書
参考書 『経済史入門 過去と現在を結ぶもの』岡田 泰男 慶応大学出版会 1997年
『あなたが歴史と出会うとき 経済の視点から[新版]』堺 憲一 名古屋大学出版会 2009年
教員からのお知らせ
オフィスアワー 本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。
その他