経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)
Syllabus
マクロ経済学基礎C
履修年度 | 2023 |
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講義コード | 11C0107003 |
科目名 | マクロ経済学基礎C |
開講期 | 2期 |
担当者氏名 | 宮岡 暁 |
履修年次 | 1年生 |
単位数 | 2 |
校舎 | 品川キャンパス |
授業形態 | 講義 |
授業の目的 | この講義では経済学の面白さを知ってもらうことと、社会科学としての厳密性を理解してもらうこと目指している。経済学の考え方をわずかでも身につければ、世の中の見方を大きく変えることができるようになる。これこそが経済学を学ぶことの喜びである。一方、経済学はミクロ経済学、マクロ経済学という2つの側面から経済問題をとらえている。ミクロ経済学では、人間や企業の合理的な判断の結果どのような行動をとるようになるのかを分析している。マクロ経済学では、国全体としての家計や企業の行動を把握することによって、ミクロ経済学では見えていなかった経済システムの整合性を明らかにしている。これらを学ぶことによって、学問としての経済学の意味を分かってもらいたい。 |
到達目標 | ①国内総生産や物価指数といったマクロ経済指標の意味を正しく理解し、計算できる。 ②長期的な経済成長やインフレーションが発生する仕組みについて説明できる。 ③金融システムと中央銀行(ex. 日本銀行)の役割について説明できる。 ④景気後退のような短期的な経済変動が発生する仕組みについて、図を使って説明できる。 |
授業外学修内容・授業外学修時間数 | この科目では、60時間以上の授業外学修を行うこと。経済学の学修では、講義での説明を聞いたり教科書を読んだりするだけでなく、実際に自分の頭と手を動かして問題演習に取り組むことがとても大切である。授業内容に対応した演習問題を課題として出題するので、ぜひしっかりと取り組んでほしい。 |
授業計画 | 【第1回】講義の概要 【第2回】第8章 国民所得の測定1 【第3回】第8章 国民所得の測定2 【第4回】第9章 生計費の測定1 【第5回】第9章 生計費の測定2 【第6回】第10章 生産と成長1 【第7回】第10章 生産と成長2 【第8回】第11章 貯蓄、投資と金融システム1 【第9回】第11章 貯蓄、投資と金融システム2 【第10回】第11章 貯蓄、投資と金融システム 付論1 【第11回】第11章 貯蓄、投資と金融システム 付論2 【第12回】第12章 総需要と総供給1 【第13回】第12章 総需要と総供給2 【第14回】第12章 総需要と総供給3 【第15回】まとめ |
成績評価の方法 | 原則として、課題への取り組み状況(20%)ならびに期末試験の成績(80%)によって評価する。ただし、期末試験の実施の可否については社会情勢を見て判断するものとし、実施が困難な場合は課題への取り組み状況のみ(100%)で評価する。 |
フィードバックの内容 | |
教科書 | 『マンキュー入門経済学(第3版)』N. グレゴリー・マンキュー 東洋経済新報社 2019 |
指定図書 | |
参考書 | 『マンキューマクロ経済学第4版入門編』N・グレゴリー・マンキュー 東洋経済新報社 2017年 |
教員からのお知らせ | 資料や連絡事項については以下の方法を利用して掲示するので、定期的に確認すること: ①大学ポータルサイト「オンライン授業」 ②Microsoft Teams ②の利用方法の詳細については①を通じて連絡する。 |
オフィスアワー | この授業は複数クラスなので、オフィスアワー・あるいは質問対応可能時間の詳細については、各担当教員に問い合わせること。 |
アクティブ・ラーニングの内容 | 教員からのフィードバックによる振り返り。 |
その他 | 参考書については、必要に応じて授業中に指示する。 この授業で学ぶ内容についての問題演習を行う授業として、「マクロ経済学基礎演習」という授業が開講されているので、並行して履修することを強く推奨する。 |