経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)
Syllabus
生命科学1/生命科学A
履修年度 | 2023 |
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講義コード | 11C0106101 |
科目名 | 生命科学1/生命科学A |
開講期 | 1期 |
担当者氏名 | 深谷 緑 |
履修年次 | 2年生 |
単位数 | 2 |
校舎 | 品川キャンパス |
授業形態 | 講義 |
授業の目的 | 生物・生命科学の基本はここまでの学校教育で繰り返し教わり,誰しもいくらかは知っているはずである。しかしその知識は日常生活で役立っているだろうか。たとえばウイルスとその変異体、これに対するワクチン、新薬などの情報を理解する力、“ガセネタ”ニュースを見破る力になっただろうか?生命活動の基本である細胞、生物としてのヒトの成り立ちをすこしでも「生きた知識」とすることを目指し、本講義で学んでいこう。 さて、われわれ「細胞」生物にとって、ウイルスは長年の(おそらく40億年来の)敵であると同時に、進化をもたらす存在でもある。なかなか収束しない新型コロナウイルス関係の話題ほか、講義と関連する時事のトピックなどを随時取り上げ,生命科学関連の資料との正しい付き合い方を考えていく予定である。 |
到達目標 | ・細胞の本質、また細胞内外の構造体のダイナミックな働きを理解し、楽しむ。 ・免疫機能、生殖、遺伝システム、進化とのかかわりなど、生物としてのヒトの基本を知る。 ・さまざなま似非科学にだまされない力、また解らないと諦めず、生命科学をめぐる正しい情報を利用できる力をつける。 |
授業外学修内容・授業外学修時間数 | 予習時にはポータルに掲示した予習用配布資料、教科書(該当部分は進行に従って指示)に目を通す。復習時はノート・ポータルに掲示する授業スライドPDF(※)や共有した参考資料などをもとに、授業内容をまとめる。授業で理解できなかった事項は調べる。残った疑問点についてはまとめておき、質問する。(※授業時にプロジェクターに映写し説明にもちいた資料、動画などは原則として授業後にポータルに掲示する)。 興味に応じ随時紹介する関連書籍などを読み理解を深めることも勧める。 授業外学習時間としては45時間以上(各回予習60分復習180分~)を想定している。 |
授業計画 | 【第1回】 オリエンテーション、 【第2回】 生命の誕生・細胞の進化 (細胞・ウイルスの始まり) 【第3回】 生体膜という二次元の液体 【第4回】 細胞と遺伝子 ①―DNAの構造 【第5回】 細胞と遺伝子 ②―DNAの機能とRNAワールド 【第6回】 細胞内の物質生産・輸送とモータータンパク 【第7回】 生物としての人体のなりたち 【第8回】 生殖・発生 【第9回】 遺伝・進化 【第10回】 病原体と免疫 【第11回】 病原体と免疫 【第12回】 ヒトの進化・文明と病気① 【第13回】 ヒトの進化・文明と病気② 【第14回】 老化・がん 【第15回】 総括 |
成績評価の方法 | 平常点と期末評価課題採点の合計で評価します 平常点(50%):授業後に随時行う小課題(quiz)および授業参加姿勢 期末評価課題(50%):授業内テストの予定 |
フィードバックの内容 | ポータルのオンライン授業欄に、お知らせ、資料を掲示・配布します。随時確認してください。 授業アンケート機能を利用してquizを出題し、解答傾向を分析のうえ、解説します。 理解度に合わせて授業進行や内容を調節します。 |
教科書 | 『ヒトを理解するための生物学(改訂版)』八杉貞雄 裳華房 2021 |
指定図書 | |
参考書 | 『進化とはなんだろうか (岩波ジュニア新書)』長谷川 眞理子 岩波書店 1999 |
教員からのお知らせ | 高校での生物履修歴・基礎知識の有無にかかわらず受講可能です。 用語暗記ではなく本質の理解、システムの理解を目指して下さい。 |
オフィスアワー | 本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。 またポータルの連絡機能を用いた質問対応も行います(初回授業時に説明、また掲示予定)。 |
アクティブ・ラーニングの内容 | ポータルのオンライン授業機能を用い、予・復習用の資料を紹介する。また各回授業で用いた視聴覚資料(スライド・動画など)を授業後に共有する。これらの資料を利用し各自が理解を深めることができる。 |
その他 |