経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)

Syllabus

中国語3A

履修年度 2023
講義コード 11C0103501
科目名 中国語3A
開講期 1期
担当者氏名 王 玲
履修年次 1年生
単位数 1
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義・演習
授業の目的 この授業は、初めて中国語を学ぶ人を対象とする入門初級科目であり、発音と文法の基礎を中心に学びます。中国語入門の段階で最も重要な点は、中国語の発音とその表記法(ピンイン=中国語のローマ字表記法)を習得することです。漢字を知っている日本人は、視覚的な漢字の意義やニュアンスに依存し、表面的な意味を理解して簡単に分かった気持ちになりがちですが、言葉は発音をしっかり身に付けて初めて、コミュニケーションに役立てることができます。中国語の四つのリズム(四声)や日本語にはない発音を、しっかり体で覚えること、および中国語の基礎的な文法(名詞、形容詞、動詞の各主述文)構造を学び、言葉の語順に習熟することを目的とします。
到達目標 ・中国語の発音の基礎を習得し、ピンインや四声について説明できる。

・中国語の文法の基礎を習得し、簡単な文章を読むことができる。

・中国語の基礎的な会話能力を習得し、中国の人と簡単な会話ができる。

・中国語を通し、中国についての基礎的な理解を深め、日中友好に寄与できる。
授業外学修内容・授業外学修時間数 発音は、授業の時だけの練習ではなかなか身につきません。授業が終わった後、毎回自分で音声を聞き、声を出して反復練習し、学んだことを復習して下さい。発音の復習、テキストからの宿題を含め、この科目では15時間以上の授業外学修を行って下さい。
授業計画 【第1回】中国語ガイダンス(中国語とはどんな言葉か、テキスト・成績評価の確認)

  発音 1.声調(中国語の4つのリズム)2.単母音(母音を覚えましょう) 2⃣声調

【第2回】発音復習(覚えていますか)

  発音 3.子音(子音を覚えましょう)4.軽声(中国語のもう一つのリズム)

【第3回】発音復習(覚えていますか)

  発音 5.複合母音(母音の組み合わせ)6.鼻母音(「n」、「ng」をともなう母音)

【第4回】発音復習(覚えていますか)

  発音のまとめ 7.声調の変化、8.儿化音(声調記号の付け方、注意すべきピンインのつづり。

【第5回】発音の復習

  第1課 我喝咖啡。 ポイント1.動詞述語文 2.当否疑問文 3.当否副詞“不” 4.姓名の言い方 5.副詞“也”

【第6回】第1課復習

  第1課トレーニング1~4、応用練習

【第7回】第1課復習

  第2課 你什么时候有时间? ポイント1.人称代名詞 2.量詞の使い方 3.動詞“有” 4.省略疑問文“~呢” 5.語気助詞“吧” 6.疑問詞疑問文

【第8回】第2課復習

  第2課トレーニング1~4、応用練習

【第9回】第2課復習

  第3課 明天中秋节。ポイント1.名詞述語文 2.連動文 3.助動詞“会” 4.助動詞“想”5.動詞“在” 6.親族名称

【第10回】第3課復習

  第3課トレーニング1~4、応用練習

【第11回】第3課復習

  第4課 你真幽默。ポイント1.指示詞“这・那・哪”“这儿・那儿・哪儿” 2.形容詞述語文 3.“一会儿” 4.“一点儿”

【第12回】第4課復習

  第4課トレーニング1~4、応用練習

【第13回】第4課復習

  第5課 国庆节放七天假。ポイント1.離合動詞 2.経験相“过” 3.連体修飾の“的” 4.“喜欢”の助動詞的用法 5.動詞の重ね型

【第14回】第5課の復習

  第5課トレーニング1~4、応用練習

【第15回】 第一期の総まとめと復習
成績評価の方法 小テストの結果(20%)、授業における課題への取り組み(20%)、定期試験の結果(60%)を、原則、成績評価の対象とします。詳細について各担当教員の教員にご確認ください。
フィードバックの内容 宿題の添削、小テストの解説によってフィードバックを行います。
教科書 『『会話編 話す力・聞く力を鍛える初級中国語』』楊凱栄 監修 雷桂林・賈黎黎 著 朝日出版社 2023年1月31日
指定図書
参考書
教員からのお知らせ 日本人が中国語を学ぶ際、漢字を使うので意味を想像しやすいという利点があります。しかし一方で、漢字に頼りすぎて「音」から理解することが疎かになり、会話がなかなか上達しないという傾向があります。そこで、ひとりひとりが正確に発音できるよう丁寧にチェックしますので、授業中はなるべく口を大きく開け、はっきりと発音するよう心がけて下さい。ただ授業に出席するだけでは評価しません。積極的に取り組むようにして下さい。

授業はテキストに沿って行います。
オフィスアワー この授業は複数クラスで行われています。オフィスアワーあるいは質問対応可能時間の詳細については、各担当教員にお問い合わせください。
アクティブ・ラーニングの内容 この授業はもちろん、担当者によって異なりますが、学習する課題文型を学び、それを繰り返し練習しながら、パターン学習へ展開させ、応用的な学習へと導きます。常にフィードバックして共通理解を得つつ進めます。
その他 このシラバスは専任の森山秀二が代表して書いています。実際の授業の詳細については、各担当教員の指示に従ってください。