経済学部シラバス
2023年度(令和5年度)

Syllabus

中国語1D

履修年度 2023
講義コード 11C0103304
科目名 中国語1D
開講期 1期
担当者氏名 黄 昱
履修年次 1年生
単位数 1
校舎 品川キャンパス
授業形態 講義・演習
授業の目的 この授業は、初めて中国語を学ぶ人を対象とする入門初級科目であり、発音と文法の基礎を中心に学びます。中国語入門の段階で最も重要な点は、中国語の発音とその表記法(ピンイン=中国語のローマ字表記法)を習得することです。漢字を知っている日本人は、視覚的な漢字の意義やニュアンスに依存し、表面的な意味を理解して簡単に分かった気持ちになりがちですが、言葉は発音をしっかり身に付けて初めて、コミュニケーションに役立てることができます。中国語の四つのリズム(四声)や日本語にはない発音を、しっかり体で覚えること、および中国語の基礎的な文法(名詞、形容詞、動詞の各主述文)構造を学び、言葉の語順に習熟することを目的とします。
到達目標 ・中国語の発音の基礎を習得し、ピンインや四声について説明できる。

・中国語の文法の基礎を習得し、簡単な文章を読むことができる。

・中国語の基礎的な会話能力を習得し、中国の人と簡単な会話ができる。

・中国語を通し、中国についての基礎的な理解を深め、日中友好に寄与できる。
授業外学修内容・授業外学修時間数 発音は、授業の時だけの練習ではなかなか身につきません。授業が終わった後、毎回自分で音声を聞き、声を出して反復練習し、学んだことを復習して下さい。発音の復習、テキストからの宿題を含め、この科目では15時間以上の授業外学修を行って下さい。
授業計画 【第1回】中国語ガイダンス(中国語とはどんな言葉か、テキスト・成績評価の確認)

  ウオーミングアップ 1.中国とはどんな国?2.中国語とは、どんな言葉?

  発音 1.声調(四声)2.声調の組み合わせ 3.単母音

【第2回】前回の復習(覚えていますか)

  発音 4.子音(無気音・有気音・そり舌音)5.複合母音(母音の組み合わせ)

【第3回】前回の復習(覚えていますか)

  発音 6.n、ng」をともなう母音 発音のまとめ、無気音・有気音・そり舌音、声調の変化、“儿”化、声調記号の付け方、注意すべきピンインのつづり。

【第4回】前回の復習(発音、覚えていますか)

  第1課 你是中国人么?

ポイント1 1.人称代名詞 2.“是”の文

【第5回】発音復習、第1課の復習

  第1課 トレーニング1(練習問題)第2課 新しい単語確認

【第6回】発音復習、第1課の復習

  第2課 这是什么?

ポイント2 1.指示代名詞 2.疑問詞疑問文 3.“的”の用法(1) 4.副詞“也”“也不”

【第7回】発音の復習、第2課の復習

  第2課トレーニング2 第3課 新しい単語確認

【第8回】第2課の復習

  第3課 你去哪儿? 

ポイント3 1.動詞の文 2.「所有」を表す“有” 3.省略疑問の“呢”

【第9回】第3課の復習

  第3課トレーニング3、第4課 新しい単語確認

【第10回】第3課の復習

  第4課 这个包多少钱?

ポイント4 1.量詞 2.指示代名詞(2) 3.形容詞の文 4.“几”と“多少”

【第11回】第4課の復習

  第4課トレーニング4 第5課 新しい単語確認

【第12回】「いる」と「ある」

  第5課 你晚上有事吗?

ポイント5 1.数字 2.日付・時刻を表わす語 3.「動作の時点」を言う表現

【第13回】第5課の復習

  第5課 トレーニング5 第6課 新しい単語確認

【第14回】第5課の復習

  第6課 你吃饭了吗?

ポイント6 1.「完了」を表わす“了” 2.「所在」を表わす“在” 3.助動詞(1)“想”

【第15回】第6課の復習

  第6課トレーニング6 中国語1の総まとめ(もしくは学習確認テスト)
成績評価の方法 小テストの結果(20%)、授業における課題への取り組み(20%)、定期試験の結果(60%)を、原則、成績評価の対象とします。詳細について各担当教員の教員にご確認ください。
フィードバックの内容 宿題の添削、小テストの解説によってフィードバックを行います。
教科書 『中国語はじめの一歩』竹島金吾 監修 尹景春・竹島毅 著 白水社 2012年3月10日
指定図書
参考書
教員からのお知らせ 日本人が中国語を学ぶ際、漢字を使うので意味を想像しやすいという利点があります。しかし一方で、漢字に頼りすぎて「音」から理解することが疎かになり、会話がなかなか上達しないという傾向があります。そこで、ひとりひとりが正確に発音できるよう丁寧にチェックしますので、授業中はなるべく口を大きく開け、はっきりと発音するよう心がけて下さい。ただ授業に出席するだけでは評価しません。積極的に取り組むようにして下さい。

授業はテキストに沿って行います。
オフィスアワー この授業は複数クラスで行われています。オフィスアワーあるいは質問対応可能時間の詳細については、各担当教員にお問い合わせください。
アクティブ・ラーニングの内容 この授業はもちろん、担当者によって異なりますが、学習する課題文型を学び、それを繰り返し練習しながら、パターン学習へ展開させ、応用的な学習へと導きます。常にフィードバックして共通理解を得つつ進めます。
その他 このシラバスは専任の森山秀二が代表して書いています。実際の授業の詳細については、各担当教員の指示に従ってください。