立正大学経済学部創立70年~歴史とこれから~
立正大学経済学部創立70年~歴史とこれから~
立正大学経済学部は2020年度に開設70周年を迎えました。
立正大学のはじまりは今から400年以上も前、1580(天正8)年にまでさかのぼります。学徒の教育と日蓮宗学・仏教学の研究を目的として、下総国飯高(現・千葉県匝瑳市)に檀林(学問所)を開設しました。現在でも飯高寺として残されています。
1904(明治37)年に専門学校令によって大崎の地(現・品川キャンパス)に日蓮宗大学林が設立され、日蓮宗大学と名称変更した後、1924(大正13)年に大学令により立正大学が設立されました。そして戦後の1950(昭和25)年に経済学部が誕生します。
経済学部は、立正大学の社会科学系学部3学部(経済、経営、法)の中で最も古い学部です。
経済学部 70年の歴史を振り返る
1949
昭和24年
- 立正大学経済学研究所設置
→1965(昭和40)年に経済研究所に
1950
昭和25年
朝鮮戦争勃発
- 立正大学経済学部設置
1951
昭和26年
サンフランシスコ
平和条約・
日米安全保障条約を締結- 私立学校法により財団法人を改め、学校法人立正大学学園(立正大学、同短期大学部、立正高等学校、立正中学校)となる
立正大学経済学研究所編『經濟學季報』発行
1952
昭和27年
- 後に総理大臣となる石橋湛山が第16代学長に就任
- 石橋湛山と立正大学
- 石橋湛山は第一次吉田内閣(1946~1947年)の際、大蔵大臣となります。その優れた経済政策は高く評価されました。
その後、 1956(昭和31)年には内閣総理大臣に就任しました。
立正大学では、1952(昭和27)年から1968(昭和43)年3月まで長きにわたり学長を務めました。
ジャーナリスト、政治家、教育者として、生涯尽力されました。

「最近の財政及び金融政策」(1954年)

(1959年経済学部案内掲載)

練習をする野球部員たち

(1959年経済学部案内掲載)

練習をする野球部員たち


(1970年入学案内掲載)


1963
昭和38年
- 立正大学経済学会設立
経済学研究所編『經濟學季報』を同『経済学会誌』
に変更
1964
昭和39年
東京オリンピック開催
- 熊谷キャンパス開校工事開始
1966年 新館と中庭
1967
昭和42年
- 熊谷キャンパスにおいて
初めて入学式を挙行
1970
昭和45年
- 日本万国博覧会開催

(1970年入学案内掲載)
1973
昭和48年
- 名誉学長・石橋湛山逝去
1988
昭和63年
- 立正大学大学院経済学研究科(経済学専攻)修士課程設置
1989
平成元年
- ベルリンの壁崩壊
1990
平成02年
湾岸戦争勃発
ソビエト連邦、解体- 東京ドームにおいて経済学部・経営学部の入学試験を実施(以降3年間実施)


1992
平成04年
- 現・品川キャンパスに石橋湛山記念講堂が竣工
1994
平成06年
- 立正大学大学院経済学研究科(経済学専攻)博士後期課程設置
1995
阪神淡路大震災
- 平成07年
2000
平成12年
- 立正大学経済学部は
中国人民大学経済学院、同大学財政金融学院(中国)及び
北方交通大学(現北京交通大学)経済管理学院(中国)と
学術交流協定を結ぶ
2010
平成22年
- 経済学部開設60周年記念フォーラム・記念式典開催
2011
平成23年
- 東日本大震災
2018
平成30年
- 経済学部3コース制導入(経済学コース・金融コース・国際コース)
これからの立正大学経済学部
立正大学経済学部は開設100周年とその先の未来へ向けて、
経済活動の仕組みを理解し複雑な現代社会を生き抜くことのできる人材の育成に、今後も注力していきます。