講義・履修
Lecture & Colloquium

藤岡 明房

環境経済学

藤岡 明房

環境の世紀が求める経済学とは。

21世紀は「環境の世紀」といわれています。これは、環境問題が深刻になり、人類の社会・経済活動にとって無視できない問題になったことが理由と言えるでしょう。環境問題は、公害問題からはじまり、地域社会の環境問題、国際社会の環境問題、廃棄物問題、リサイクル問題、資源枯渇問題など幅広い分野に及んでいます。そのような問題に対し、経済学的な分析の視点でアプローチを図るのが環境経済学です。
環境経済学では、市場の中で行われる取引を対象とした従来の経済学に基礎を置きながら、市場では取引されない汚染物のような公害問題や、地球の温暖化や酸性雨のように一国の国境を越えた環境問題も扱います。また、注目を集めているリサイクル問題を取り上げ、限りある資源の利用の仕方と、持続可能な社会をめざした各種の取り組みも考察します。さらには、「エコ・ビジネス」といった新しいビジネスにも目を向けていくつもりです。授業では、国内外の具体的な事例やデータなど最新のものを提供していきます。環境経済学は、未開拓の部分も多い新しい経済学の分野です。自分の手で独自の研究テーマを見つけ、その研究手法から探っていこうとする意欲的な姿勢を求めたいと思います。